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アルゼンチンから届いた南米の香り~FUEGUIA 1833で夏の香水探し

つ、ついに足を踏み入れてしまいました…

香水好き・そしてアルゼンチン好き(?)として避けて通るわけにはいかなかったニッチフレグランスブランド、FUEGUIA 1833。

夏の香りを求めて日本唯一のフラグシップストアに突撃しました。

南米の哲学を備えた香水は どのような世界を見せてくれるのでしょう。

FUEGUIA 1833(フエギア)とは

概要

こんにちは、良いにおいがする系男子DEKAEです。

今回ご紹介するFUEGUIA 1833(以下フエギア)はアルゼンチン・ブエノスアイレス出身の調香師、ジュリアン・ベデルさんが2010年に立ちあげたブランド。

拠点はイタリア・ミラノに構えており、こちらのラボ兼工場で調香・生産など全て行っているとのこと。

最大の特徴は、世界中の植物から抽出される最高級の天然香料のみを使用している点。ベースとなるアルコールもサトウキビ由来のものという徹底ぶりです。

調香師は世界中の植物の研究に余念がないばかりか、ウルグアイに自社植物園まで有しています。そこでは100種類以上の南米植物を栽培中!

フエギアの香りで「!?」となることが多いのは南米の固有種の香りも活躍しているから。唯一無二の個性と同時に、植物や自然の持つパワーまで感じられます。

しかしこのブランドの最もくすぐられるポイントは、学術的とさえ言えるコンセプトなのです。

その着想元は、進化論で知られるダーウィンの南米への二度目の航海(1833年)。この年と航海に同行した先住民の少女の名がブランド名の由来です。

なんかもういきなり壮大なストーリーに目が眩む!

それぞれの香りも、ダーウィンをはじめパタゴニアの大自然、調香師の愛する詩やアルゼンチンタンゴをモチーフとしています。

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香りで迷ったら その作品の持つ物語で最終的な決断を下すお客さんも多いそう。

日本には2015年に上陸していますが、店舗はグランドハイアット東京(六本木ヒルズ内)に構える旗艦店のみ。恐る恐る伺います。

Fueguier

土とイチジク

さて、今回DEKAEが所望していたのは夏に使える軽めの香りです。

これまでの夏のお供はDiptyqueの柑橘系(34・オーデサンス)、チュベローズ(ドソン)、イランイラン(オーモエリ)。

てなわけで、柑橘系とグリーン系中心に試してみました。

そうそう、フエギアのテスターは全てフラスコなんですよ。紙のムエットでは弱まってしまう成分もあるそうで、こうすることで本来の香りを保てるとか。

散々試した挙句、実際に肌に乗せてもらったのは5種類。

…ええ、多すぎですね。

その状態で適切な判断ができるのかという感じですが…ちゃんと決断しましたよ。

イチジクの香りをテーマとしたFueguier(フィグ)にしました!

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各瓶にシリアルナンバー付き。

実はイチジクの香水は軒並み苦手だったDEKAE。しかしこの商品を試し、真っ先に脳に届いた情報は「土臭さ」でした。

それこそがまさに調香師の意図していたところで、イチジクの果実味よりも植物としての力強さが表現されています。

肌になじんだ後もフカフカの土、そして水のにおい…?と興味深い印象が残り続けています。

もちろんイチジクの甘酸っぱさもはっきり主張するんですが、新しい自分への挑戦も兼ねて(笑)これに決定。

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これまでのこだわりから推察されるように、お値段はかなりのもの。お包みにも高級感が漂います。

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なんと包み紙は南米大陸の地図!カッコいい。

お値段にビビったこともあり(笑)ボトルは最小の30mlをチョイスしました。ただしパルファンなので、私の場合ワンプッシュで半日大丈夫。

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チューブが透明すぎて ほぼ視認できないレベルです!不思議

スプレーの目が非常に細かく、その場にふわっと霧が舞う感じ。文字通り「身にまとう」ことができます。

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帰るときに紙袋にも香水を吹きかけてもらいました!

どれでもOKとのことでしたので、最後まで迷ったThays(タイス)をチョイス。

紙袋も香りが残りやすい特殊な素材で、部屋に置いておくとディフューザーのような役割を果たします。贅沢…

傘にシュっとキャンペーン

もう一つ!

私が訪れたときはちょうど梅雨時で、傘を持参した人には内側にFueguierを付けてくれるというキャンペーンをやっていたのです。

傘が必要な日というのは憂鬱になることが多いものですが、開いた瞬間にフワッと香りが降りてくることで華やかな気分に。

しゃ、しゃれおつ…このテクは今後も真似させてもらおうと思います。

他に試したやつ(備忘)

フエギアの夥しいラインナップ、全てとはいきませんが かなり試させてもらいました。以下は備忘録です…

Xocoatl

カカオとブランデー。グルマン系かな?

ペンハリガンのジュニパースリングとかもそうなんですが、お酒イメージの香水はエロすぎて私がつけると滑稽になっちゃうんですよね…大人になりたいわ

Amalia

フエギアの共同出資者に捧げられたものだそう。ジャスミンの花束を抱えているイメージです。

これもかなり好みだったんですけど、ちょうどこの時使っていたディプティックのドソン(オードパルファン)とよく似た印象だったので今回は見送り。

Thays

色とりどりの花が咲き乱れる庭のイメージ。紙袋につけてもらったものが家で香っていますが、「女の人のにおい」って感じがします。

Jacarandá

弦楽器の内部の空洞をイメージした香りだそうです。温もりのあるウッディ。ハカランダと聞いて紫の花を思い浮かべましたが、ギターに使う樹だったんですねぇ。

あとこの香水、めちゃくちゃきれいな茶色なんですよ。香料同士の化学変化で発色するんですって。

Cuentos de la Selva

『ジャングル童話集』。子どもの心を持った大人のイメージ。草木や柑橘類、バニラっぽい甘さがめまぐるしく立ち現れます。

Pampa Húmeda

雨上がりの草原。本当に雨、湿った草・土のにおい。これ使いこなせたらかなりオシャレですよ。「あの人、雨のにおいがする」とか言われたらカッコよくないですか!?←

Pampa Seca

乾いた草原。馬に乗って草原を走るとこんな感じかなぁ…というような清涼感があります。

Ballena de la Pampa

「草原に寝そべるクジラ」というファンタジックなイメージながら、アンバーとタバコで渋いオジサマ的な印象を受けました。きれいな黄色。

その他の特徴

フエギアのラインナップの大半はパルファン。

ボトルは100ml・50ml・30mlで、100mlは立派な木箱に入っています!

気になるのは、大きすぎると使い切れない…ましてやパルファンなんて…という点でしょう。

これについて、香りをフレッシュに保てる期間は2年。これはどのブランドも同じですよね。

しかしフエギアの調香師が言うには、香水もワインと同様 時間が経つことは劣化ではなくエイジングである、と。

使い切らずにあえてラスト1cmのところで残しておいて、香りの経年変化を楽しむことまで推奨されているんだそうです。

ちなみに瓶とスプレー部は完全に密着しており空気に触れることによる酸化はほとんどないとのこと。

調香師自身が耐用年数は300年(!)と言っているそうで、大きな瓶を買っても長く楽しめます。

一方、全て自然由来なのでどの香りを重ねてもケンカしません。小さなサイズを複数揃えてレイヤードするもよしです。

おわりに

今回フエギアでは「夏の香水」を求めましたが、ほとんどの製品が年間通じて使用しても違和感がないとのことです。

面白かったのは「汗だくになるほど暑い日以外は」とか「雪が降り積もるような日以外は」といった具体的なアドバイス。

とは言え各商品のベストな時期もやはり存在するそうで、店員さんは香水の香り方で季節の移ろいを感じるそうですよ。もうね、粋。

マテやコカ(!)の香りを使ったワイルドなものもあり、ハマると抜け出せない世界観です。

いや~それにしてもグランドハイアットに入るとホテルスタッフの皆様に挨拶されるので とても緊張しました…

 

ニッチフレグランスの世界 

www.niche-dekae.com

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おしまい