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音楽の都ハバナで夜遊び。ルンバとラテンジャズに酔う【キューバ】

¿Qué bolá?(調子はどう?) DEKAEです。

世界中の旅人を魅了してやまないカリブの島国キューバ。

クラシックカー、葉巻にラム酒、カラフルでボロボロの建物たち、世界でも珍しい社会主義…

興味を引くポイントは数多あれど、全旅人が避けて通れないのはやはり、音楽でしょう!

キューバでは国民の大半が何らかの楽器を演奏できるというほど音楽が生活に根付いています。

よって有名無名問わず おびただしい数のミュージシャンが夜ごとハイレベルな演奏を繰り広げているというわけ。

この記事では、私が短い滞在期間の中で満喫したハバナの夜遊びスポットをご紹介します。

 

カジェホン・デ・ハメル Callejon de Hamel

日曜のお昼はルンバで

夜遊びと言いつつ、まずはお昼の音楽スポットから(笑)

Callejon de Hamel(カジェホン・デ・ハメル)はハバナを訪れた旅行者が必ず立ち寄る場所。

旧市街と新市街の間、Centro Habana(セントロ・アバーナ)と呼ばれるエリアにあります。

カジェホンは住宅街の中の一本の路地。

なのですが、この通りだけド派手な壁画やアート作品にあふれた異空間となっています。

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見逃せないのは ここで日曜日の正午から始まるルンバのパフォーマンス。

日本では『コーヒー・ルンバ』の影響もあって、ルンバと聞くとラテン音楽を思い浮かべる方が多いかもしれません。

実際はアフリカの土俗的なリズムのことなんです。

かつて奴隷としてキューバに連れてこられたアフリカ系の人々。

彼らが伝える中でラテン音楽と融合し、社交ダンスに見られるルンバのようなスタイルに収束していったと考えられます。

ここで披露されるルンバはアフリカのリズムそのもの。

手を広げて足を踏み鳴らし、身体が天と地と一つになるような不思議なダンスです。

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注意

宿の主人からも言われましたが、カジェホンはとにかくスリが多いのだそうです。

狭い路地に観光客・地元民がギュウギュウになるので、ポケットや鞄に十分注意してください。

またガイドを申し出てくる謎の人物もいますが、変な店に連れて行かれてチップを要求されたりするので、うまくかわすのがいいでしょう。

キューバにおいて英語もしくは日本語で話しかけてくる人は、基本的に何らかの下心を持っています。これに限らずキューバ人ってナチュラルにたかってきたりぼったくってきたりしますが、「まぁ悪いヤツじゃなさそうだから…」という妙な心情を植え付ける天賦の才を持つ人種なので ご注意ください(笑)

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ファブリカ・デ・アルテ・クバーノ Fábrica de Arte Cubano

若者が集う「アート工場」

今ハバナの若者たちの間で「最もアツい場所」と認識されている感じの場所です←適当

愛称は『FAC』。

「ファブリカ」の名の通り、ピーナッツ工場だったところを改装して「キューバ発アート工場」にしてやろうとの目論みで2014年に設立。

1階はシアターになっており、夜な夜なキューバ人アーティストによるライブやダンス、芝居が繰り広げられます。

2階は現代アートのコーナー。やはりキューバ人アーティストの作品が展示されています。

さらに館内のあちこちには趣向の異なるバーがあり、飲みながらアートを楽しめちゃうというわけ。

さて私、ここでライブ演奏を聴こうと思い事前に公式サイトで調べておきました。

ちょうど行ける日にはLeyanis Valdesという女性ジャズピアニストの演奏が。

この方は偉大なるキューバンジャズピアニスト、チューチョ・バルデスの娘さんです。

開始時間はPM11:00。何かの見間違いかと思いましたが、本当にこの時間に始まりました(笑)

というわけで夜11時前、FACでタクシーを降りると外まで若者であふれているのですが…その雰囲気にビックリ!

男の子はジャケット、女の子はドレスにヒールでばっちり決めているではありませんか!

Tシャツに短パンのアジア人、その時点で浮きまくりです。幸い普通に入れましたが。

FACのシステム

入口にはPitbullみたいなイカツイ兄ちゃんが どっかと座っています。

中がうるさすぎ&この人の英語が早口すぎて何言ってるか全く分からず、聞き返しまくっていたら若干怒られましたw

何とか聞き取れたところによると入場料は3CUC(1CUCは1USD)。

また同時にカードを渡されますが、これを帰るときに返却せねばなりません。

バーで飲み物を頼んだらこちらにスタンプが押され、帰るときにまとめて精算するんだそうです。

中で現金をやりとりする必要がないので楽ちんですね。

私お酒も飲めないので何も注文せずに出ましたが、何も言われずそのまま帰れました。

結果、入場料3CUCだけでライブとアートが楽しめちゃった!

だいたい木・金・土曜はPM8時~AM3時、日曜日はPM8時~AM0時の間オープン。

私夜更かしは好きなのですが、いわゆるクラブというものが非常に苦手で…こんな夜中に座ってコンサートが聴けるのは至福。

写真が残ってないのですがInstagramもあるのでチェックしてみてください。

このFAC、キューバ文化省が中心となって設立したそうです。

お国の仕事にこのイケイケ感が出るというのがね、何ともラテンですよね…

 

1830

宿のご主人から、FACに行くならぜひ寄ってみてと言われていたのが1830

海沿いのロケーションでFACからは徒歩5分くらいです。

こちらはレストランですが、深夜になるとサルサダンスフロアに様変わり。覗いてみると生バンドの演奏を傍らに踊る人々で溢れかえっていました。

驚いたのは若者の多さ!

近年キューバでは若者のサルサ離れが深刻だという話を事前に聞いていたものの、しっかり文化として根付いていると感じました。

ちなみにこの辺りの移動はタクシー利用が一般的。

ハバナのタクシーは基本的にぼったくりなのですが(笑)、旧市街まで10CUCぐらいだったかな。

それで了解して乗り込んだら、真っ先にガソリンスタンドに向かうタクシー運転手。その場でガソリン代として追加の10CUCを請求されました。謎

本当はお断りするべきだったのでしょうが、面倒になって言われるがままに払っちゃいました…反省しておりますw

※1830は改装のため、2019年4月から半年ほど閉店するという情報ありです。

 

ジャズ・カフェ Jazz Café

サルサももちろん好きですが、ラテンジャズが何より好きなDEKAE。

キューバは有名なジャズミュージシャンも多数輩出しており、ジャズクラブも数知れず。

その中で私が行ったのがジャズ・カフェです。

私ミーハーなので、この直球すぎる店名にはいささか興醒め←

しかし ここが当時見つけた中で唯一のカフェ・バーだったのです。

ほとんどのジャズクラブはディナー付きなんですが、今回の夕飯は全て宿で済ませたので見送り。

さらにジャズ・カフェは観光客相手の店でローカル感もないのですが…ここのライブ演奏はものすごかった。

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何てったってコンガソロが圧巻。音楽を聴いてカッコ良すぎて泣くという稀有な体験をしました。

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その他

滞在期間が短すぎてほぼ行けなかったのですが、事前にチェックしていたジャズクラブもご紹介します。

El Gato Tuerto

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『片目の猫』という洒落た店名。

La Zorra y el Cuervo

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『キツネとカラス』。店の入り口が電話ボックスになっているのも素敵です。

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この店に貼ってあったジャズフルート奏者オーランド"マラカ"バジェのポスター。

いつか来日してくれないかな~。

彼のバンドに私のイチオシピアニストであるアロルド・ロペス・ヌッサ、そして日本人ヴァイオリニストのSAYAKAさんという方が参加していたのです。

ハバナで音楽を楽しむための拠点

一般的なハバナの観光スポットの多くは旧市街に固まっているため、初めてキューバ旅行する方は旧市街に宿を取るのがおすすめ。

ただし良い音楽をやっているハコは圧倒的にセントロ・新市街に集中しています。

音楽をメインの目的にしたい方はこの辺りに宿を取った方が動きやすいでしょう。

 

おわりに

中米の夜なんて恐ろしくて出歩けないと震えているそこのあなた、ご安心ください。

首都ハバナを含めたキューバの治安は驚異的に良好です。

音楽とお酒を楽しんだ後にちょっと街歩きしながらクールダウンしても全然大丈夫。

人通りが多いですし、深夜でも子供の手を引くお母さんが普通に歩いています。それはそれでどうかと思いますけど。笑

旧市街の宿に最も遅く帰った日が午前2時半だったのですが、その時間でも路線バスがバンバン走っていました。

眠らぬ街ハバナ。夜行性人間にとっては最っ高の遊び場ですよ。

※もちろん完全に安全とは言い切れません。お出かけの際は十分に気を付けてくださいね。

 

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www.niche-dekae.com  

おしまい