こんにちは、DEKAEです。
2019年の「ふるさと納税」で、故郷下関市に寄付してみました。
返礼品に選んだのは冷凍のとんちゃん鍋セット!
下関以外ではなかなかお目にかかれないB級ご当地グルメを、自宅で手軽に楽しめました。
自宅でとんちゃん鍋
ふるさと納税の返礼品
さて、下関市に寄付したのは今回が初めてでした(今までスルーしててごめんなさいね)。
返礼品リストに掲載されていたのは ふぐとか醤油とか、まぁだいたい想像がつくラインナップだったのですが。
ふと「とんちゃん鍋」の文字が飛び込んできて目をみはりました。
こちら、ホルモンをたっぷりの野菜とともに甘辛く煮る料理で、モツ鍋の一種。
朝鮮半島から伝わったものと思われますが、在日コリアンの多い下関でもご当地グルメとして根付いています。
市内の有名な焼肉屋で主に提供されていて、「シメはとんちゃん鍋にちゃんぽん!」という方も多いらしいですよ。
しかし下関市民でも、ある程度の年齢の方でないと知らないみたい。私ゆとり世代ですが、友人に聞いてもみんな知らないと言います。
まぁ普通に美味しいですし(←)物珍しさもあって、大人になってからは帰省の折にちょくちょく食べに行くようになりました。
マルカワの冷凍とんちゃん鍋
ブツは寄付後間もなくクール便で届きました。
パッケージにこれでもかと方言を盛り込みたがるの、地方の商品にありがちですよね。無駄に関門海峡の写真とか載っけてみちゃったりね。
返礼品には、とんちゃん鍋の元祖と言われる焼肉「やすもり」製のものと、水産加工業者マルカワ製のものがありました。
今回選んだのははマルカワ製です。こちらの方が、内容が小分けになっていて便利だったんですよね。
「やすもり」のはたまにお店で頂きますが、マルカワ製のは初めての味。食べ比べもできました。
材料
こちらが箱の中身です。
ホルモン200グラムと秘伝のたれが、それぞれ一食分ずつ入っていて便利。
「やすもり」のは300グラムのホルモンとたれが一つの袋に入っています。
そして、とんちゃん鍋の調理には野菜の水分が必要不可欠!野菜はお好みのものを準備しましょう。
※写真の材料は二食分です。手抜き、かつ見切り品ばかりでごめんなさいね
絶対に準備したいのはキャベツ、もやしですね。この他お好みでニラと長ネギを投入すると良いとのことだったので、合わせて買っておきました。
きのこ類、にんじん、豆腐など、一般的な鍋に入れるものであれば大抵美味しく仕上がるのではないでしょうか。
お決まりの豚ロースと、シメのちゃんぽん麺も準備します。
目安量はパッケージに書いてありますよ。
調理過程
まずは冷凍ホルモンを解凍しちゃらんとね。
本当は冷蔵庫でゆっくり解凍したほうがいいのでしょうが、私は思い立ったらすぐに食べたい性分のため、なかなか難しい…
下茹でなどの処理は必要なく、解凍後はそのまま使えます。面倒なことが大嫌いな私には朗報です。
「秘伝のたれ」は凍っていないので、解凍の必要はありません。箱から取り出した後は冷蔵保存でOK。
ホルモンの解凍が完了したら、いよいよ調理に移りましょー。
とんちゃん鍋をお店で食べるときは、特注の浅底鍋で出てくるのです。一般家庭にはなかなか無いでしょうから、普通の鍋で十分と思います。
パエリア鍋とかお持ちでしたら良い感じにできるんじゃないでしょうかw
まずはホルモンと秘伝のたれを鍋に投入。なかなかグロテスクね。
「たれ少なくない?」と思われるかもしれませんが、野菜の水分が加わるので大丈夫。この状態だとかなり濃厚です。
これを中強火にかけつつ、準備しておいた豚ロースと野菜も一気に投入します。
あ、なんか不安…
いやでも、キャベツなんてほとんど水分だし大丈夫ですよねッ。
蓋をせずに中強火でグラグラ煮込みます。野菜がしんなりし始めたら、全体をかき混ぜましょう。
ほら良い感じ~♪(安堵)
このまま煮込み続け、ホルモンに完全に火を通します。野菜がしんなりしきったら食べごろ。
ひゃー!完成です。香りがもうヤバい。
冬はもちろん、夏でも食欲増進しそうですよ。
あまり煮込みすぎると味がぼやけ、ホルモンの口あたりもイマイチになります。キャベツの白い部分の食感が残った状態で火から下ろすのが吉。
とんちゃん鍋いただきます
じゃ~ん。
見た目の赤さが韓国料理っぽいですよね!
しかし唐辛子の辛さはほぼ感じず、こっくり甘辛味です。いかにも西日本~九州人好み。
そしてかなり濃い目。こりゃ酒飲みのための味ですね。下戸の私は白米と一緒じゃないと食べられません…
「やすもり」の店で食べるのと比べても甘みが強く、濃厚な印象を受けました。
最初は野菜多すぎて失敗したかも…と思いましたが、むしろもっと多くても良かったのかも。パッケージの目安量を無視して適当に買ったので何とも言えないんですけど…
実際、お店で注文すると野菜類が山盛り状態で出てきますしね。
B級グルメなだけあって、お世辞にも健康に良いとは言えませんが…野菜を大量に摂れるという点はグッドかな。
コラーゲンたっぷりなので美肌や関節にもいいんじゃないでしょうか(適当)
鍋を美味しく頂いたあとは、シメのちゃんぽんにて掉尾を飾ります。
うどんも魅力的だったんですが、やっぱり細麺のほうがたれが絡んで美味しそう♡
白米にちゃんぽん。炭水化物の暴力。
当初「これだけで足りるかな?」と思ってましたが、ええ、もう十分すぎました。
何といってもホルモンがボリュームたっぷりなんです。割と大き目のものが8切れほど入っており、食べごたえありあり。
そして冷凍とはいえ食感はプリプリで、脂の甘みをしっかり感じます。クセや臭いもありませんでした。
一人前であっても、もっといろいろ具材を加えれば二人でも楽しめそうです。
おわりに
私自宅でホルモンの処理とか絶対したくないので、その類のものって外でしか食べないんですよね。
このとんちゃん鍋セットは思っていたより遥かに簡単に作れてしまい、後片付けも楽ちん…という優れものでした。
これ目当てに また下関市に寄付してしまうかもしれません。まぁ、お取り寄せはいつでもできるんですけどね(笑)
おうちで郷土料理パーチ―
おしまい