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林百貨店でポストカードを爆買い【台湾・台南】

你好(リーホウ)、DEKAEです。

台湾・台南を訪れた日本人がほぼ必ず立ち寄るのが「林百貨店」。

ここで図らずも爆買いしてしまったのですが、その内容が何と、ポストカードだったのです…

林百貨店

林百貨店は、日本統治時代に台南に建てられた日本式の百貨店。

設立者の林さんは…ありゃま、山口県出身!私と同郷の方だったのですか。

当時は台南で唯一の近代式エレベーターを備えた建物だったそうですが、第二次世界大戦では空爆にさらされました。

当然、日本統治の終了後はデパートではなかったものの、建物自体は改修を重ねつつ利用されていたようです。

1980年代からは空きビルになっていましたが、台南市により史跡に指定。

その後、2014年に現在の「林百貨店」としての営業が始まります。台湾で唯一の「史跡指定デパート」だそうですよ。

日本統治時代に日本が作った建物を、史跡にまで指定して大切にしてくれていたことに、何だか感動します。

…で、階段がすごい急だったり、往時を思わせるレトロな雰囲気が本当にそのまま(笑)

私は乗ってないんですが、エレベーターも創業当時の「近代式」のままだそうですよ!

洒落たパッケージに入ったパイナップルケーキや、台南銘菓の椪餅(ポンビン)などお土産に最適な品が揃います。

▲ポンビンのぬいぐるみ(?)

林珈琲(HAYASHI CAFE)の罠

そんな林百貨店ですが、中身は完全に日本人観光客狙いというか…笑

オーガニック化粧品とか凝ったデザインの雑貨とか、いかにも「古い建物をリノベーションしたショッピングモール」的なラインナップです。

お菓子類も高価だし、ここで買い物することは無いかな~と思いながらたどり着いた、4階の「林珈琲(HAYASHI CAFE)」。

なぜかこのカフェに大量のポストカードが陳列されていてですね…。

「Postcrossing」という趣味をもつ私としては、ちょっとこれを素通りするわけにはいかない。

Postcrossing(ポストクロッシング)で、世界中からハガキが届く。

…というわけで物色し始めたところ、あっさり爆買いしてしまったわけです。

以下、実際に購入したものを勝手にご紹介してまいります。

ポストカード

のっけから脱力させられました、このまろっぽい猫に。

120×168と大きめのカードです。普通料金で送れたっけ…と不安でしたが、エアメールなら最大120×235までだったので、OKでした。

国内では「はがき」として送れないサイズです。

犬猫がアイスクリームになっている。美味しそうかつ可愛いですね。

他にも種類がありましたが、どれも毛色でアイスのフレーバーを表現するアイディアが秀逸でした。

下の犬。犬ってこういうことしますよね、狭い隙間に鼻を突っ込んでこっちを見てくるこの感じ!

この状況は全世界の犬好きが共感してくれるものと信じています。

ちなみにこのシリーズ、紙質がとてもしっかりしていてポスクロ向きでした。日本のポストカードって何であんなペラッペラなの?

かつインクのなじみが良く、書き味がなめらかで発色も良いので、書いていて非常に楽しい◎

ひたすら可愛いシリーズ。

"ほんだのばいく"はバイク好きのために取っておこう~。

おじさんポストクロッサーにはバイク好きが非常に多いんですが、今までバイクのポストカードってほとんど見たことが無いんですよね。

右はコーヒー好きに。台湾のコーヒーなのにオールドアメリカンテイストなのが最高。

そして中央のは何ですか。プロパガンダ風のイラストに「失恋無罪」ですよ。泣いちゃってるし。

太宰治の「人間失格」の表紙と思われるデザインと、黒澤明監督「羅生門」のポスター。

「古い映画のポスター」を好むポスクロメンバーもたまにいるので、勢いに任せて買ってしまいましたが…

このカードを自分がもらってもあんまり嬉しくないかもwww←

TIME誌の表紙をデザインしたものです!ダブル蒋介石に挟まれてチェ・ゲバラ。

買っといてナンですが、実際の表紙なのかパロディなのか自信がなく…帰って調べたら、ちゃんと実際に使われていたものでした←

モノクロ写真ではなくカラーの似顔絵だったんですね~。

ゲバラはともかく、蒋介石って誰に出すのが正解なんだろう…

こちらはLIFE誌の表紙。おカタい雑誌かと思っていたけれど、意外と際どいのもあったんですねー。

下のはよく分かりませんけど、こういうのを好むポストクロッサーも一定数いるので買っときました(笑)日本じゃなかなか売ってませんしね。

これは「HAYASHI CAFE」ではなく、屋上の店で売っていた林百貨店のオリジナルハガキです。

もしも自分の名字がハヤシさんだったら、大人買いしていた可能性が高い←

屋上にはポストもあるのぉぉぉ。切手さえ仕入れておけば、カフェで手紙を書いてここから投函、なんて素敵なこともできます。

このポストも創業当時の物か、あるいはそのイメージでしょうか。日本の丸型ポスト風ですよね。

屋上からの景色。

旧正月前だったからか提灯が鮮やかですが、それ以外の風景からは日本橋あたりにでもいるかのような錯覚を覚えます。

おわりに

紋章のようなデザインの紙袋に入れてくれました。格好良い…

以上、台南まで行ってポストカードを大量に仕入れてきた変人の独り言でした。

林百貨店はクレジットカードが使えるので、買い物に歯止めがきかなくなってしまっても安心です!(震え声) 

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www.niche-dekae.com

 

おしまい