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寒天工房 讃岐屋の絶品あんみつ&ところてん【下落合】

こんにちは、DEKAEです。

あんみつ恋しさに浅草に通うほど、この麗しき甘味には目がない私。

あんみつ天国浅草でおすすめのお店5選!あなた好みがきっと見つかります

新宿区に何やらすごいあんみつ屋があると聞きつけて飛んで行きました。

下落合/寒天工房 讃岐屋

概要

新宿区西部の小滝橋は、近くに住んでいなければ訪れる機会もないでしょう。

新宿からつながる小滝橋通り、早稲田から中野までを結ぶ早稲田通りがぶつかる場所ということもあり、なかなかエネルギッシュな交差点です。

そんな場所ですが、大通りから神田川沿いの路地を入るとそこは閑静な遊歩道。都会の喧騒を忘れさせてくれます。

その場に溶け込むように佇むのが、寒天工房 讃岐屋です。

最寄り駅は西武新宿線の下落合駅、高田馬場や落合からは徒歩15~20分程度。

讃岐屋の創業は1914年に遡り、もう100年を超える老舗です。

屋号の通り香川県出身の創業者が上京し、ところてんのお店を開業。その後現在の地に拠点を移し、寒天製品の製造販売を始めました。

卸売りが中心ですが、店内には小さいながら喫茶スペースが。日本の甘味文化を残すべく、「お茶屋」のように設けられています。

季節がいいときは縁側の席が気持ちよさそうです。特に神田川は桜の名所でもあるので、お花見シーズンはとても賑わう模様。

あんみつ

さて、今回のお目当てはもちろん、こちらの絶品寒天を使ったあんみつです。

通常、こしあんとつぶあんが選べると聞いていたので「絶対つぶ!」と決めていたのですが…

なんと、この日は期間限定味の栗あんも選べるというではありませんか!そんなの絶対美味しいやん

というわけで…

あんみつ(税抜450円)です。

たっぷり黒蜜をかけて、まずは自慢の寒天をひとつ。

…はっ!まるで弾けるような驚きの食感!

20mmのカットにこだわっているということで、かなり食べ応えあり。コリコリという音が心地良いです。

この大きさでありながら風味は意外とあっさり。海藻感はあまり感じません。

そして栗あんがもう、ただの栗スイーツに留まらない大人の味わい!これは本当に美味しい。

どうやら渋皮も練り込んであるようですね。ちょっとザラリとする舌触りもたまりません…はぁ、秋がくると食べたくなるものがまた増えちゃった。

豆はサクサクした食感・強めの塩味で、私の好みどストライクッ。こちらもたっぷり入っていて寒天とのバランスも良いです。

求肥もしっかりモチモチ!黒蜜や栗あんとの相性も抜群ですね~。

え、これで500円弱って費用対効果が素晴らしすぎません?果物が入っていない分少しお値段おさえめなのかも。

※ちなみに「杏子あんみつ」が別メニューであるので、杏子は間違いかおまけだったかと思われます

ドリンクメニューもいくつかありますが、コーヒーのみセット価格で200円(税抜)になるのです。マジで栗あんに合うわ~

セルフサービスのお冷があり、温かいお茶も差し替えてくれるというサービスの良さ。

ちょっとしたお店に行くと普通のあんみつだけで当然のように600円ぐらいしますから、かなりお得です。

ところてん

お持ち帰りで、ところてん(税抜318円)のパックを購入。

ところてんだけが大量に入ったバッグも売っていました。いずれも10日ほど日持ちするのでありがたい。

パックのセット内容はこんな感じ。

讃岐屋のところてんは5mm角という太さにこだわっているそう。通常は10mm角のものが多いそうです。

頂いてみると、これまた「サクサク」という食感が新鮮!「なんかにゅるっとした不気味な食べ物」的なところてんの概念が変わります。

しっかりとした歯触りとのどごしが心地よく、この太さにこだわる理由もよく分かります。

おかずはもちろんおやつにも良いな~と思ったのですが、ところてんの食べ方って意外と奥深いのですね。関西では黒蜜やきなこで食べるとか、箸一本ですくって食べるところもあるとか…

私(下関市出身)は、二本の箸を使って酢醤油で食べたことしかありません。笑

その他の甘味

求肥をわらび餅のように見立てた「求肥餅」というのも面白い商品です。その名の通り、きなこをかけて食べるとグッド。

ご厚意で、新登場の「葡萄求肥餅」を試食させていただきました。レーズンが練り込まれた爽やかなスイーツです。

私が店内であんみつを頂いている間にも持ち帰り・発送のお客様が続々といらっしゃり、人気の高さがうかがえました。

寒天工房 讃岐屋 → 食べログRetty

※水曜定休

イートンの営業時間は12:00~16:30(16:00ラストオーダー)とややハードル高めです。

店内は4人掛けの席が3卓のみ。決して広くはないので少々の待ち時間は覚悟が必要かも…

縁側でいただく場合はプラ製容器での提供になるそうです。

テイクアウトは11:00~17:00。保冷材をひとつ付けてくれますので、1時間程度は持ち歩き可能です。

おわりに

美味しい甘味がこのお値段で食べられるとは…素敵なお店に出会ってしまった。

決して便利とはいえない立地にもかかわらず、遠方からの来客が引きも切らないというのも納得です。

神田川散策の合間にでも、ぜひ立ち寄ってみてください。

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おしまい