こんにちは、DEKAEです。
ナッシュビルで、テネシー名物・ポークリブのBBQ(バーベキュー)に舌鼓を打ってきました。
さらには、携帯電話使用禁止の「相席」家庭料理店に潜入。一体どんな場所なのでしょうか…!?
テネシーBBQ
アメリカにはいくつかバーベキューの聖地と呼ばれる場所がありますが、テネシー州もその一つ。そしてテネシーBBQの主役は豚肉、とりわけポークリブです。
Peg Leg Porker
ナッシュビルに到着して真っ先に向かったのがPeg Leg Porkerでした。
オシャレタウンThe Gulch(ガルチ地区)にオープンして以来 大人気のBBQ専門店です。
ファストフードスタイルで、レジで注文してその場で受け取ります。おひとり様でもお気楽!
お昼時だったので大賑わい。外にはテラス席があり、死角になっていますが店内にバーカウンターもあります。
ポークリブのプレート!サイドはいくつかある中から二つ選ぶのがスタンダード。これはスモーク緑豆とコールスローです。
写真のリブはハーフサイズです。パッと見デカ!と思いますが、実際はほぼ骨なので(←)フルでも行けたかも。
リブにはdryとwetがあるのですが、メニューにdryの文字しか見当たらなかったのでとりあえずそれを注文しました。
dryと言っても低温でじっくりスモークされており、ジューシー柔らかで美味です!
表面にまぶしてあるスパイスだけで十分美味しいですが、特製BBQソースを付けてもグッド♪
アメリカではソフトドリンク=ドリンクバーなのがいいですね。
ドリンクの脇にひっそりとtoothpick(つまようじ)も置かれてました。
助かるわ~!あたしゃ歯並びが悪いので必須なんです
どうでもいいんですが、海外のつまようじには「溝」が彫られていないことがなにげに衝撃でした
Martin's Bar-B-Que Joint
ナッシュビルでもう一つの有名店Martin's Bar-B-Que Joint。観光の中心地ブロードウェーから離れて少しだけ歩いたところにあります。
Peg Leg Porkerに比べるとかなりの大箱。
こちらもまずはレジで注文し、機械を持って席で待っていると店員さんがGPSで探して持ってきてくれるそうです。
当初レジの列に並んでいたんですが、なぜか後ろに並んでいたオジサンに連れられてバーカウンターに座る流れに…。
バーでは、食事も飲み物もバーテンダーに直接注文します。
私下戸なのにビールとか頼んじゃって…。こちらの店はクラフトビールもウリらしいです。
「どんなのが良い?」と聞かれたので「口当たりの軽いやつを…」と言ったら「ピルスナーね!」と言ってこちらが出てきました。
親切なことに注文の前に試飲させてくれるんですが、正直その試飲だけで十分ですって感じ…
で、肝心のポークリブですが、こちらは2~3人用のBBQシェアセット。リブ、ブリスケットという牛ばら肉、サイド2つです。
サイドはうずら豆と、バーテンダーおすすめのハッシュパピーというコーンミールのフライにしました。ハッシュパピーめっちゃ美味しいっ!
リブは「dryとwetのハーフ&ハーフにできますか?」と聞いたら快く対応してくれました!
wetの方はさらにしっとりしており、燻製の香りをよりダイレクトに感じます。
dryリブはわりとバサバサだったのでPeg Leg Porkerの方に軍配が上がるかな~。でもMartin'sのピリ辛BBQソースはとても美味しいのでおすすめ。
そしてブリスケット!歯ごたえしっかり目か柔らか目を選べたので柔らかいのにしたんですけど、超絶旨かったです。
テネシーBBQ V.S. テキサスBBQ
一日に昼・夜とBBQを頂いたわけですが、その後 全所有物にスモーク臭が残り大変なことになりました…。
ちなみにバーベキューの聖地としてもう一つ名高いのがテキサス州。
後日グレイハウンドバスで隣になったおじさんがテキサス出身の方だったので、「どちらのバーベキューが好きですか?」と聞いたところ「断然テキサス」と即答w
やはり郷里のBBQが一番というのは譲れないようです。しかし「テネシーBBQはスモークに使う木が違うので面白いとは思う」とのことでした。
Monell'sの相席モーニング
Germantown(ジャーマンタウン)という高級住宅街に佇むMonell'sはナッシュビルで1、2位を争う人気レストラン。
ジャーマンタウンはダウンタウンから歩いて30分以上かかるところにあり、決して便利とはいえません。
しかし私ダウンタウンのホテルが高すぎて、ジャーマンタウンから徒歩5分くらいのところに宿を取ったのです。それでこの店の存在を知ることに。
常に混雑しているとのことなので午前8時の開店と同時に押しかけ、モーニングをいただいてきましたよ。
不便な場所にも関わらず何がそれほど人々を惹きつけるのか?その秘密はこの店の特異な「流儀」にあります。
Monell'sの店内にあるのは いくつかの10人掛け程度のテーブル。来店した客は順番にテーブルに案内され、見知らぬ訪問者たちと席を同じくします。
そしてアメリカ南部の典型的な家庭料理の大皿が次々とテーブルに置かれ、自分のを取ったら次の人に回していくのです!
自然とテーブルの中で会話が弾み、まるでおばあちゃんの家に親戚一同が集ったみたいな雰囲気。
さらに携帯電話は使用禁止です(笑)
これは私の座った席ではありませんが、まさにダイニングテーブルといった感じ。
写真はOKらしいので撮っちゃいました。
高評価の一番の理由はやっぱりお味、そしてボリュームです。ブッフェばりの勢いで何種類ものメニューが提供され、もう無理!というところまでおかわり可能。
南部料理で今回初めて食べたのが、手前にあるグリッツというトウモロコシ粉のお粥とコーンプリン。
そして奥のビスケットにかかったホワイトグレイビーソース。砕いたソーセージなどが入ったソースで、けっこうクセがありますが美味しかったです。
でもジャムが気に入りすぎて そちらばかり使ってました…何のジャムだったんだろう?
そしてスペシャリテのフライドチキンは素朴なのに感激の味でした。
テーブルにはアイスティー(加糖・無糖)がドンと置いてある他、ホットコーヒーはちょくちょく注ぎにきてくれます。
サ・税抜きで$16と安くはない朝食ですが、夜までお腹空かないので(笑)ブランチと考えればまぁまぁかと思います。
昼と夜でまたメニューが違いますし、土曜の24時から始まる「Midnight Country Breakfast」も気になる!
こちらは大陸横断中のライダーなんかが来たりするそうですよ。
…え、同席の皆さんとの会話ですか?察してください。
その他
今回行けなかったものの気になる店がたくさんありましたので参考までにご紹介します。
The Gulch
Peg Leg PorkerのあるThe Gulch(ガルチ地区)は近年オシャレタウンとして人気急上昇のエリア。話題のレストランが次々とオープンしています。
南部っ子の朝食の定番、ビスケットの専門店Biscuit Love Gulch。朝から並んでいます。
OTAKU RAMEN。よく分かりませんがすごく賑わってました。
Arnord's Country Kitchenは、メイン1品とサイド2品を選ぶ南部の典型的な食堂です。
Puckett's
ブロードウェーの賑わいから少し離れたところにあるファミリーレストラン。とは言えけっこう高級感のある店内です。
モーニングから夜まで営業していて使い勝手が良さそう。頻繁にライブもやっています。
フライドチキン
スパイシーなフライドチキンも有名なテネシー。Hattie B's Hot Chickenなどの有名店が点在しています。
Urban Juicer
これは私の好きなカントリー歌手Brett Elderidgeという人がナッシュビルのお気に入りの店として挙げていたジューサーバー。
冬期休業中でしたが自分の備忘として書いておきます…
おわりに
食事に関してあまり期待できないと思っていたアメリカですが、今回訪れたところはいずれも当たりでした。
ま、感動するほどの繊細な美味しさではないですが(笑)このざっくりとした「ウマさ」もアメリカならではの魅力です。
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おしまい