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SWAN&LIONのミートパイで幸せな巣ごもり【お取り寄せグルメ】

こんにちは、DEKAEです。

英国の家庭料理ミートパイをご存じですか。パイ生地の中に挽肉などを入れて焼き上げた、イギリス人のソウルフードの一つです。

実は東京に、本場さながらのミートパイを日々手作りするお店があるのです。

それがSWAN&LION。こちらでミートパイやスコーンをお取り寄せし、自宅で優雅にイギリス気分を楽しんでみました。

SWAN&LION(スワン&ライオン)

イギリスの伝統料理ミートパイ

いきなり失礼ですが、イギリスっていうと食文化がアレな国という印象が強いですよね。

実際イギリスに旅行した友人の話を聞いても、「味がない」「不味すぎてインドカレーの店しか行ってない」など散々な評判。

ある日、例年3月に東京タワーで開催される「港区ワールドカーニバル」に出かけました。

東京タワーに世界の食べ物大集合!港区ワールドカーニバル2019

その一角にある出店で、見るからに美味しそうなパイが並んでいました。看板には「本場イギリスのミートパイ」と書かれています。

試してみたところ、これがもう!びっくり!するくらい美味しくてですね。何、イギリス料理というのは美味いではないかと認識を新たにしたわけ。

これがSWAN&LIONとの出会いでした。

SWAN&LIONの概要

その後、早速SWAN&LIONについて調べてみました。

イギリス人のご主人が営むこちらは、母国で愛されているパイやスコーンを手作りするお店。テイクアウト専用のデリカテッセンとして営業しています。

素材にこだわり、パイ製造機もイギリスのものを使っているそう。

そういえばピーターラビットのお父さんもパイにされたんでしたか。それぐらい英国人の日常に溶け込んでいる料理ということでしょう。

ただ、伝統的なミートパイを愛する人は英国でも減ってきているようですね。もしかすると、今となっては本場よりも"本場の味"を楽しめるお店かもしれません。

お店の場所は九段下と市ヶ谷の中間あたり(食べログ)。

自宅からそう遠くない♪と喜んだのもつかの間、なんとこのお店、一般向けには木曜と金曜しかお店を開けないのです!

これはちょっと勤め人には絶望的。

他に買えるチャンスは百貨店の催事、ワールドカーニバルのようなイベントへの出店、あるいは時期によって高級スーパーに卸されるのを買いに行くぐらいです。

ただし、こちらの商品のほとんどはオンラインショップから購入可能。

ミートパイを始め、日々の食事やパーティを彩るブリティッシュ惣菜がクール便で届きます。

SWAN&LIONの通販

時は4月下旬。COVID-19のあれこれで自宅にいる時間が増え、お気に入りのレストランも続々臨時休業に入ってしまいました。

今こそ通販活用のタイミングなのでは!?

ふと思い出してSWAN&LIONのサイトを覗いてみると、店舗は休業ながら通販は受付中!

さらにこの時は、期間限定でSTAYHOME応援キャンペーンを実施していました。内容は「5,000円以上の注文で送料無料」。

5,000円ですか…なかなかハードル高い。とはいえ美味しいものも当分食べに行けないでしょうから、ここは思い切って家で贅沢しちゃおう…と決心しました。

別に狙ったわけではないのですが、食べたいものを選択した結果、合計がジャスト5,000円に。ギリギリ送料無料の対象です。

支払いは代引き・PayPal・クレジットカードから選べます。

※サイトはこちら:https://www.swanandlion.com/

SWAN&LIONでお取り寄せしたもの

到着

はい!届きましたよ〜

購入時には日時指定ができないようです。見落としただけかな?

私の場合、水曜の夜に注文して金曜の朝到着でした。「何時までに注文すれば翌日到着」とかそういう感じでしょうか。

巣ごもり需要の増加に伴い注文数が増えていたようなのですが、お店とクロネコさんの迅速なお届けに感謝です。

クール便のため、到着したら冷凍庫で保管します。

ミートパイ

まずはお店の代名詞ともいうべきミートパイです。ツッコみますけど、箱かわいすぎでは?

ミニマムオーダーが2個となってました。私は面倒なことに4種類のパイを1個ずつ注文してみましたが、種類にかかわらず2個以上ならOKみたい。

箱に温め方が書いてありました。一晩ほど冷蔵庫で解凍し、頂く際は200℃に予熱したオーブンで15~20分!

オーブンレンジのオーブン機能を使うのがあまり好きでない私には若干面倒です←

最初に頂いたのはベーコンオニオンチーズパイでした。

20分が経過してぴーひゃら騒ぐオーブンの扉を開けると、ジュージュー言うております。この焼き色っ!!

切ってみると…

とろっとろ~♡

たっぷりのホワイトソースに間違いない組み合わせの具材。コクがあれどしつこくないお味です。

パイ生地はサクッと、土台はザクッと。食感もまるで焼き立てのように素晴らしい!

ボリュームとしては、朝食や軽めのランチならこれ一つで十分といったところ。サラダとスープなどあれば尚よし、という感じでしょうか。

私は当然のようにご飯と頂きましたが、おかずとしても全然イケますよ。

こちらはチキンクリームパイ。切った瞬間にローズマリーが香って、ん~♪←

ホワイトソースにチキンときのこ、合わないはずがありませんっ。アクセントに長ねぎも入ってます。

ところで、なんでオーブン機能を使うのが嫌かというと、我が家にはオーブンレンジが一台あるだけなんですよね。

つまりひとたびオーブンを使って庫内が灼熱地獄になると、冷めるまでご飯をチンできないわけです。

かといって先にチンするとオーブン使っとる間に冷めるし…悩ましい…

てなわけで、恐ろしいことに魚焼きグリルの活用に挑戦してみました。

ビーフパイです。焼く前はこのような表面でした。

はい、蓋が見事に真っ黒焦げ。あまりにも凄惨な見た目だったため、パカッと開いての撮影です。

「げっ焦げ臭っ」と気付いたころには時既に遅しっ!もちろん焦げてない部分は激ウマです(当然)チッキショー

ま、内部は美味しく焼けていましたので気にせず頂きますよ。

トマトとハーブが香るビーフシチューでした。

ナイフを入れると肉汁が溢れ出します!そして牛肉はほほ肉かな?ホロホロで優しい口溶け…はぁ幸せ

魚焼きグリルって熱源が食品に近いので短時間で激熱になってしまうんですね。中火で放置しておいたのが失敗の要因かと…

その点に留意のうえ、次のパイにいってみましょう。スモークサバパイです。

中火で点火し、十分に温まったらパイを投入します。弱火に切り替え、待つことおよそ6分…

わっ良い焼き色~!

もはや無い方が良かったんじゃないかっていう人参はピクルスです、一応。

サバはツナのようなフレーク状になっていて、全くクセがありません。めっちゃクリーミーでボリュームもたっぷり!

パイのパリッと感が最高だったので満足ですが、中身はもうちょっと熱々がいいな…魚焼きグリルの加減難しすぎw

焼き上がりの目安としては天面がキツネ色になり、塗られた油がジュウジュウなっていればOKです。

天面が焦げないように要注意ですが、側の厚い生地が素手で触れなくなる程度まで加熱したほうが良さげ。

コールドポークパイ

お次は、冷たいまま頂くポークパイです。パイ生地もミートパイとは作り方を変え、コールド専用のレシピにしているそうですよ。

こちらもミニマムオーダーは2個。

食べ方は、冷蔵庫で一晩解凍するだけ!解凍後5日間の日持ちです。

付け合わせは夏野菜のカレー炒め的な

断面はこんな感じ。パイ生地がかなりしっかりしています。お客様にお出しするときはカットしておいてもいいかも。

優し目の塩加減がグッドです!けっこうボリューミーで、半分でも十分満足感あり。

テリーヌっぽいので確かにピクルスと合いそうですね。マスタードも欲しい。マスタードをピリッと効かせたラペなんかとも…あッ絶対美味しいっ

もうひとつのポークパイは、福神漬けのような大根の漬物と合わせていただいたんですが…これが衝撃的なベストマッチでした。

甘酸っぱいタイプの漬物なら洋の東西を問わずいける気がします。

スコーン

スコーンは4個1セットです。プレーンかドライフルーツ入り、ミックス(各2個)を選べました。

冷凍庫から出してすぐ食べる場合は、電子レンジで1分解凍。えっめっちゃ簡単!

バターと蜂蜜(友人のハワイ土産)も準備してみました。マーマレードなどの瓶もSWAN&LIONで取扱いがありますよ。

まずは何もつけず、一口頂いてみます。すると…

ギャーッ!と叫ぶほど美味しい。本当にびっくり。

フワッフワで、ほんのり優しい卵の味がして…。4個くらい一度にぺろりと行っちゃいそう…。

スコーンって言ったらパッサパサで口中の水分を奪われる物を想像していましたが、これはすごい。外側は少しカリッとしており、マフィンのイメージに近いかもしれません。

自前のバターも塗りましたが、食後も全然重くありません。クロケットクリームとか付けたら最高じゃろうね…

レンジ1分だけでこんなに幸せになれるなら、一晩中でもチンしますわ←

いや~そしてスコーンにはやっぱり紅茶が合いますね〜♪

おわりに

手作りの温かみを感じるイギリス料理のおかげで、かくも上質なおうち時間となりました。

これも作り手と運び手の存在があってこそ。改めてお礼申し上げます。

ところで、店名の「白鳥とライオン」ってなんとなくお洒落ですが、どういう意味があるんだろうと気になっていました。

市ヶ谷経済新聞というサイトの記事を見ると、ご店主の経歴とともにその由来が記載されています。

興味深い…やはり実際にお店にも訪問し、お話を伺ってみたいところですな。

リピートしちゃった 

www.niche-dekae.com

 

おしまい