¿Qué bola?(調子はどう?)DEKAEです。
一度旅行して以来その魅力に取りつかれ、時折どーーーしようもなくキューバが恋しくなるときがあります。
そんな日に束の間キューバ気分を感じにお邪魔する、東京のキューバ料理レストランをご紹介。
映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(2014)で話題になったキューバンサンドにもありつけちゃいますよ。
- 1. 広尾/カフェ・ラ・ビーダ Cafe La Vida
- 2. 代官山/カフェ・ハバナ Cafe Habana Tokyo
- 3. 新井薬師前/サンセットビア エフシー SUNSETBEER FC
- おわりに
1. 広尾/カフェ・ラ・ビーダ Cafe La Vida
概要
広尾商店街でちょっと目を引く地下への階段。日本のキューバ料理店の中では老舗といえるであろうCafe La Vidaです。
もともとは大門にあったようですが、2015年より広尾で営業しています。
マネージャーは、サンティアゴ・デ・クーバという「キューバ音楽誕生の地」ともいえるキューバの古都のご出身。
流暢な日本語で丁寧な接客をしてくださいます。
まだ週末のランチタイムにしかお邪魔したことがありません。
ともすれば「キューバ料理?何それ」と敬遠されそうですが、入口に写真付きのランチメニューが出ていることで一気にハードルが下がります(笑)
しかもどことなくファミレスっぽい看板なので余計に入りやすい←失礼
地階にあることで隠れ家の様相を呈しています。螺旋階段を下りる過程でもわくわくさせてくれますよ。
店内は照度を落としてあり、オーセンティックなバーの趣。
奥のカウンターでしっぽりやるだけでも楽しそうですね。スペイン語が話せたら会話も弾むことでしょう。
謎のキューバ歌手の映像が常時流れています。
キューバに残るコロニアル調の建築物をイメージしたような、絶妙な装飾。
休日ランチ
日替わりプレート(税別¥1,300)。メニューに写真が載っていたローストポークでした。黒豆ごはん付き。
黒豆ごはんはキューバ旅行中にもよく出てきました。しょっぱいんですが、お赤飯を食べているような気分にもなる不思議なコメ料理です。
個人的にはもう少し量が欲しい…。
キューバンサンドもいただいたことがありますが、そちらの方がボリュームありました。チーズとローストポークがたっぷり挟まっていて。
ちょっと喉渇きますけどね。
こちらはセットについてきたスープです。
これがさりげなく美味しい!ビスク風というか、カニのような風味があって濃厚です。
激寒の日に訪れたので、とても温まりました。
デザート
よろしければデザートもいかがですか?と聞かれました。そう聞かれると注文しちゃいがちなんですよね、私…
この日のデザート(税別¥300)はココナッツ・フラン。けっこうもっちりとした食感のプリンで、ちょっとだけココナッツの香りが。かなり好みの食感でした。
ちょこちょこかかっている粉はシナモンです。
夜はここでライブが繰り広げられることもあります。コンガ常設だなんて素晴らしいっ
私、まだライブの日に伺ったことはないんですよね~。絶対楽しい…
カフェ・ラ・ビーダ → 食べログ
月曜定休。ランチは不定休のときがあるので、行く前にFacebookかInstagramを見ておくと良いかも。
ライブの日は満席のことが多いようで、早めの予約が吉です。
2. 代官山/カフェ・ハバナ Cafe Habana Tokyo
概要
Cafe Habanaはニューヨーク発のお洒落キューバ料理レストラン。純粋なキューバ料理というよりはアメリカナイズされた趣です。
アメリカ合衆国内に数店舗あるほか、唯一の国外店舗がTOKYO。渋谷と代官山の間、猿楽町エリアに位置します。
私は代官山に用があるといつも渋谷駅から歩きます。現在は桜丘の再開発中で通るたびに道が変わっていて戸惑うんですよねぇ
…などとブツブツ言いながら歩いていると、住宅街に突然現れた楽しげなお店!
マンションの1階なのでシュールな光景。窓からテイクアウトもできるんですね。
座席はこのような感じ。パキッとした色合いがキューバっぽくていいよぉ。
日の光がたっぷり入る店内には、陽気なラテンミュージックが心地よい音量でかかっております。
場所柄か、賑やかだけれど落ち着くという絶妙のバランスで雰囲気が保たれていますね。外国人のお客さんも多いみたい。
なんとなく見上げた天井も可愛かったぁぁぁ
キューバといえばやっぱり!チェ・ゲバラのペイントも。他にも多数の著名人が並んでいます。
…まぁよく見たら全然キューバ関係ない人ばかりなんですけどw
こちらにも独立してバーカウンター。レストランにバースペースを併設している点、やはりアメリカ文化圏だなと感じます。
キューバンサンド
お目当てのキューバンサンドが到着しました!
キューバンブレッド(パニーニぐらいの固さのバゲット…みたいな不思議なパン)にマリネした豚肉のローストなどの具材を挟み、プレスして焼き上げたホットサンド。
チーズ・ピクルス・薫り高いローストポークにハムまで挟まって食べごたえがあります。パンを噛んだときの「さくっっっ…」という音もたまりません。
週末もランチメニューがあり、キューバンサンドのプレートは1,000円(税込)でした。
ハーフサイズのサンドイッチにフレンチフライと飲み物付き。なにげに芋がカリッと揚がっていて好みであった…
グリルドコーン
カフェ・ハバナを訪れたら必ず試したいのが、名物のグリルドコーン。
甘~く焼き上げられたトウモロコシにたっぷりのマヨネーズと粉チーズをかけ、仕上げにチリパウダーを少し散らしてあります。
これがもう、夢中で食べられる絶品!キューバ名物というわけではなく、カフェ・ハバナのニューヨーク本店発祥のようですが。
キューバではこんなに美味しいトウモロコシは栽培できない気がします←
これもハーフサイズ(450円)から頼めるのでお一人様にはありがたや。個人的には、ランチセットとハーフサイズのコーンでちょうどいい量でした。
キューバンサンドだけだと野菜が少ないので、栄養バランスもばっちり(?)
爪楊枝ももらえるのでご安心ください。笑
カフェ・ハバナ → 食べログ
飲み放題付きコースなどが食べログから予約可能です。
3. 新井薬師前/サンセットビア エフシー SUNSETBEER FC
概要
映画「シェフ」の影響を強く感じる、LAスタイルのキューバンサンドイッチのお店。
テイクアウトが基本ですが、店内のカウンターで軽く立ち飲みしながら食べることもできます。
新井薬師前駅を出て、「薬師あいロード商店街」入ってすぐの所にある、ひときわ可愛いブルーのビルが目印です。
お店を営むのは陽気で感じのいい兄ちゃん。この方の言葉の端々にお客さんへの気遣いが感じられ、ちょっと感動…
伺ったとき、店内のテレビで「シェフ」が流れていたのも高まりました。
キューバンサンド
サンドイッチは3種類。
クラシックが最もベーシックなもので、フルサイズ1,000円(税込、以下同)とハーフサイズ500円が選べます。食べやすくほぐしたローストポークが挟まっています。
ダブル・ダブルは厚切りローストポークにハムも入ってボリューミーな一品。フルサイズ1,500円のみです。
ラカノは上記2種類のポークを混ぜたもので、オーナーの「まかない飯」でもあるそう。フルサイズ1,500円のみです。
サンドイッチはショーケースで冷やされており、注文後にプレスしてくれます。
焼き上げに10分ほど時間がかかるので、先に注文して周辺をぷらぷらお散歩するのがおすすめ。混雑していなかれば店内でも待てます。
完成~♪包む前の状態で写真を撮らせてくれました!優しい(笑)
今回はダブル・ダブルを2人で食べるべく、半分にカットして頂きましたよ。
まさかの縦半分!当初は真ん中でカットしていたそうですが、こうすることで断面がより映えるし、女性やお子さんでも食べやすくなったとのこと。
新井薬師裏の公園でいただきま~す。
ローストポーク・ハム・ピクルス・チーズがたっぷり挟まれています。
焼きあがったサンドイッチからはバターの香りが漂い、チーズも絶妙にとろっとろ。
豚肉はあらかじめ柑橘系のソースでじっくりマリネされているので、わずかな甘酸っぱさが南国の風を運んできてくれるような気もします。
サンセットビア エフシー → 食べログ
定休日なし。日によって営業時間が変わるので、食べログやInstagramでの確認をおすすめします。
おわりに
キューバという国は、料理に関してはお世辞にも洗練されているとはいえません。恐らく満足に材料が調達できないという国の情勢も関わっているのでしょう。
キューバの外にあるキューバンレストランでは、多くの人の口に合うよう仕立てられていることが多いようです。
もちろん日本で食べられるキューバ料理も美味しくいただけます。ぜひ試してみてください。
そして、いずれ本場の料理と比べてみるのがおすすめですよ!笑
はぁキューバ行きたい
おしまい