¡Hola! DEKAEです。
関東在住の南米好きならきっと気になっているだろう、横浜市の鶴見。そう、ここに「リトル南米」と呼ばれるエリアがあることは界隈では有名です。
実際に訪れてみると、現地の安食堂さながらレストランがぽつぽつと点在しています。
ゆっる~いラテン感を味わいながら、ペルー料理やブラジル料理をいただいてみましょう。
鶴見南米タウンへのアクセス
お店があるのは鶴見区の仲通り。
鶴見駅から歩く場合は、鶴見川を目指し、潮鶴橋を渡ります。
これを渡ると潮風大通り。ひたすらまっすぐ進むと、沖縄×中南米料理のEl Bosqueというお店が目に入ります。
ここが南米タウン仲通の入口。この交差点を左折すると、急に南米人らしき住民が増え、現地っぽいお店もぽつぽつと現れます。
一応、最寄り駅はJR鶴見線の弁天橋駅ということになっていますが…乗り換え時間など考えると、鶴見駅から歩いたほうが速いような気も。
潮風大通り沿いはバスも走っています。鶴見駅からは、鶴08(川崎鶴見臨港線)または市営バス27系統(安善町行き)が便利。
1. ユリショップ Yuri Shop
概要
仲通を歩いてしばらく進むと、左手に見えるのがこちら。
完全に元「潮田マーケット」の居抜きですが、現在は日系ブラジル人一家の営むユリショップ。
文字通りアットホームな雰囲気が素敵なお店で、ユリはおそらく若女将のお名前です。
以前鶴見に用事があった日があって、その際にブラジル料理を食べたんですが…それがここだったはず。記憶が確かなら、4年ぶりの再訪です。
あっこの風景は間違いなく見覚えがある!
なぜかビニールシートがかかってますが、初訪問時にはシートからちら見えしている時計の下あたりに座ったはず。
そんなノスタルジーに浸りつつ、週末のお昼時にやって来ました。多分ランチタイムというものはなく、昼も夜も同じメニューと思われます。
こちらがメインの定食メニュー。肉肉しい写真が並ぶあたり、いかにもブラジル!
ドリンクメニューってここに書いてありますが、実際は手前の売店の冷蔵庫から勝手に取ってくるシステムでしたw
料理
定食メニューの中から、ブラジリアンソーセージのカラブレーザ(税込1,100円)を注文。
ぶっといソーセージを開いた状態でグリルしてあります。この手のソーセージってバサバサになりがちですが、こちらのは肉汁あふれるタイプで美味。
甘~い玉ねぎと絡まってなんともいえないコクがプラスされています。
セットのフェイジャオンはとろみのある豆スープ。アラビア料理のように複雑なスパイスなどは使われておらず(笑)なんとなく味噌汁を思わせる優しい味です。
肉&豆に白米&芋、たんぱく質と炭水化物が束になって殴りかかってくる!ブラジル人ってデカいですもんね…
そして、4年前の初訪問時にもこれを食べたんでした。
後日、当時撮った写真を発掘!
あの時は完食するのに苦労した記憶があるけれど、今回はぺろりと食べられてしまったのは、胃袋がさらに成長したのか…
と言いつつ、夜になってもお腹が空かないのは相変わらずでしたがw
お父さんが「辛いの欲しい~?」とテンション高く持ってきてくれたソース。
料理は基本塩味オンリーなので、こういうものでピリッと辛味をきかせると飽きずに食べられていいです。
こちらで伝票を書いてもらって、お会計は売店のレジにて。
ソーセージと、冷蔵庫から持ってきたパッションフルーツジュースとを合わせて1,300円でした。
その他のメニュー
お手頃価格のバーガーメニューも。さくっと食事を済ませたいときは便利ですね。
これは…魚フライであろうか。
この店でも高価格帯のメニューですが、まったく味の想像がつかない…というか食べ方もよく分からないw
軽食用のスナックも美味しそうなんですよね~。
基本が売店でずっと開いてるので、おやつを食べに立ち寄ることもできそうなのがいい。
こちらは南米でよく見かける「エンパナーダ」です。
つまみもあるので飲み屋利用もOK。Pastelと書いて「パステウ」と呼ぶ揚げ物は、ブラジル屋台の定番中の定番だそう。
売店
こちら、入口は売店で、奥へ進むとレストランコーナーになっています。
せっかくなんで帰り際に売店も物色してみました。
食材や日用品が中心に、冷凍食品やブラジル国旗柄の下着まで何でもござれ。
セットについてたフェイジャオンはこの缶詰めかな?←
PANCOってパン粉なのかね。
ブラジルって日本の次に日本語人口が多いとも言われており、我々の想像以上に日本語が生活に根付いているのかもしれません。
世界のAjinomotoが出している粉末ジュース(?)
3リットルのペットボトルってなかなか見かけませんよね。
夏には便利そうですが、一人暮らし用の冷蔵庫にはちょっと入らなそう
売店で怪しいガラナ(ブラジルのコーラ、220円)を仕入れて帰りました。
日本語訳が怪しすぎる…
お味のほうは想像通りというか、とっても不健康な甘さです(笑)炭酸が抜けるとものすごく甘い梅酒っぽいといえなくもない…
ボリビアのすももドリンク、モコチンチを思い出す感じの味でした。
ユリショップ → 食べログ
営業時間は10:00~22:00(月曜のみ12時開店)、食事コーナーのラストオーダーは21時です。
2. エル・パイサノ El Paisano
概要
続いてのお店なんですが…
あのですね、もともとパライゾという名のブラジル料理店を目指して行ったんです。すると、看板は確かにあるのですが
店頭のメニューがどう見てもペルー一色。
よく見ると、ファサードに「ペルビアン・レストラン」「エル・パイサノ」と書いてあるではありませんか…!
看板もファサードも年季が入りすぎてどっちがどっちか分からんよ!
しかしわざわざここまで来たのでペルー料理をいただいてみましょう…
ちなみに、エル・パイサノはスペイン語で「同郷」という意味。このあたりに住む南米人たちが集うイメージですね。
ドリンク
メニューを見て真っ先に飛び込んでくるのが、チチャモラーダ(ペルーの紫とうもろこしジュース)やインカコーラ(ペルーのコーラ)。
が、ここはあえてガラナでせめてものブラジル気分を味わってみましたw
ペルービールなど一通りの飲み物はそろっている感じなので、南米が恋しくなった方はぜひ。
料理
他で見たことのないモンにしちゃろうと思って注文したのがこちらです。
セコ・デ・レス・コン・フリホレス・イ・アロス。
気が滅入るほど長い名前ですが、重要なのは「セコ・デ・レス」なので、そこさえ言えれば注文できます←
牛肉をコリアンダーのソースで煮込むというエスニックオタクならハマること間違いなしの一品。
豆のシチューとライスが付いてます。豆シチューはシンプルな優しい塩味。
なんか、意外なことに注文すると秒で出てきたんですけど…常にストックがあるのかな?
飲み物と料理、それぞれの値段を覚えてませんが、合わせて1,750円でした。
エル・パイサノ → 食べログ
11:30〜22:00の通し営業でなにげに便利。ただし不定休なので、事前にFacebookで確認していったほうが安全です。
ブラジル料理店からペルー料理店に変わったエル・パイサノですが、この日私の他にいたもう一組のお客さんはブラジル人でしたw
幅広く南米の人々が憩う場所ということですな。
ユリショップとは打って変わって店員さんのやる気が皆無ですが、それもまた味ということで(笑)
おわりに
余談ですが、仲通入口にあるEl Bosqueもかなり強烈な個性派を放っていますよね。沖縄×中南米料理とは一体…!?
沖縄×ボリビアの奇跡!鶴見のエル・ボスケで夏の暑さを乗り切る
実は、鶴見には多くの沖縄県民が移ってきたことでも知られています。てなわけで、この辺りには沖縄料理のお店も驚くほど多いですよ。
リトル南米とリトル沖縄が混ざった、独特なゆる~い空気感を味わえるのは日本でもここだけではないでしょうか。
都会の喧騒を離れ、のんびりしたいときにおすすめです。
関連記事
おしまい