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大使館スタンプラリーで世界一周!港区ワールドフェスティバル2019

こんにちは、DEKAEです。

世界各国が日本に構える大使館。敷地内は外国であり、当然私たち日本国民が気軽に入れる場所ではありません。

日夜華やかなパーティが催されていたり、秘密めいた外交トークが繰り広げられていたり…といったミステリアスなイメージが渦巻きます(私だけ?)。

実は東京都では、そんな大使館を堂々と訪問できる機会が年に一度訪れるのです。

それが港区ワールドフェスティバルのスタンプラリー。これ幸いとあちこちの大使館に潜入してきました!

港区ワールドフェスティバル

港区ワールドフェスティバルは、毎年1月から3月にかけて東京都港区で開催されています。

何と言っても港区は駐日大使館の半数以上が集まる地。

港区に大使館を構える国々が中心となり、自国の文化などを日本国民に紹介する…というのがフェスティバルの主な目的です。

港区大使館等周遊スタンプラリー

概要

「大使館周遊スタンプラリー」はフェスティバル期間中に大使館を訪問するとスタンプをもらえるという、ハロウィンもびっくりの超素敵企画。

スタンプを集める「パスポート」を片手に出発しましょう。私は六本木ヒルズでパスポートをもらいました。

さすがに好き勝手に各国大使館に入れるというわけではなく、訪問できる日は限られています。

また定員を設けている国がほとんどで予約必須。この予約が争奪戦でまぁ大変…。

詳細は公式サイトでご確認ください。

以下、気軽に行ける国から予約したうえに仕事を休んでいった国など、さまざまな大使館をご紹介します。

サンマリノ共和国大使館

恥ずかしながらサンマリノ共和国、このスタンプラリーに参加するまで存じ上げませんでした。

ここは予約が必要なく、週末になると館外にスタンプが置かれているという勤め人にとっては貴重な国。

麻布エリアにある瀟洒な一軒家。ここだけ地中海の風が吹いてますね。

少々そっけないですがw、パンフレットもいただいて帰りました。

サンマリノはイタリアの中にある とても小さな国。

それがなぜ日本大使館を構え、あまつさえ東京の超一等地に一軒家を保有しているのかはけっこう謎です。

さらに、平成天皇陛下の御在位三十年記念式典を見ていたら…「在本邦外交団団長」として大使が現れたではありませんか!

うーん謎

オーストリア共和国大使館

暗闇坂という坂の途中にあります。重厚な門の前でインターホンを押すのに少々勇気が必要…。

受付でスタンプ押すだけー。予約は不要です。

坂のふもとはちょっとヨーロピアン(?)

ベネズエラ・ボリバル共和国大使館

西麻布に大使館がたくさん入ったビルがあります。

ベネズエラの大使館もこの中に。

折しも崩壊寸前のベネズエラ、ある意味とても楽しみにしていました←

時間がしっかり区切られて各回定員10名だったので、何かあるかもと思っていたのですが…

受付でスタンプを押して終了でしたwww

とりあえずパンフレットを頂いていきます。

「まさに地上の楽園です」もはやブラックジョークとしか思えない…

ベネズエラ発の音楽教育プロジェクトエル・システマのパンフもありました。

指揮者のグスタボ・デュダメルなどを輩出した、今や世界に広がるプロジェクトです。

この日はデュダメル率いるLAフィルの来日公演直前だったんですよね~。

音楽市場もなかなか面白い国なのですよ。

ちょっと最近のベネズエラ音楽でも聴いてってくださいよ【歌で勉強するスペイン語】

ボリビア多民族国大使館

ベネズエラと同じビル。

ボリビアも予約定員20名の狭き門を勝ち抜いてきたのにスタンプ押すだけwww

んでボリビア人っぽい係員に「これはプレゼントです」と地図を渡されました。

そう言われると何か得した気分なので…ものは言い様ですね。

その後ボリビア行っちゃいました

Naughty Boy ft. Sam Smith『La la la』MV 巡礼の旅【ボリビア多民族国】

ブラジル連邦共和国大使館

えーめっちゃオシャレな外観!

このウォールアートは定期的に変わるみたいですね。これは大岩オスカールさんという日系ブラジル人画家の手によるもの。

こちらも入口でスタンプ押すだけでした。予約は不要。

レソト王国大使館

ちょっと大丈夫かなって感じのビルの1階。入るのになかなか勇気がいりました。

しかし中はワンダーランド!内部も見学できましたし、日本人スタッフが色々説明してくれました。

レソトって南アフリカに囲まれてるんですね〜。そして旧英国領だったために英語が通じるんだとか。

小学生のころ自由研究で世界の国旗を調べたことがあり、レソトの国旗が好きだったんですよね。

なのでレソトがどこにあるかも知らなかったのに、国名だけはずっと記憶に残っていたのです。

その国旗がいつの間にか変更されていたらしく がっかり←

ところでこちらの展示は写真も充実していて、とりわけレソト人のファッションセンスに目を奪われました!

農村部ではみんな毛布をマントのように羽織っているそうです。毛布の柄も素敵ですし、中に着ているセーターやシャツとのコーディネートもばっちり。

んで、その毛布と民族衣装の帽子(バソトハット)があったので着せてもらいました。

何やってるんだろう私

一気に行ってみたい国に浮上。やはり広報活動に注力するのって重要ですよ!

アフガニスタン・イスラム共和国大使館

現状 旅行では絶対に行けないアフガニスタン。興味津々で訪問してきました。

スタンプ台。写真もどうぞ撮ってくださいというスタンスでした。

スタンプを押したら職員によるプレゼンテーションと質疑応答があります。

この方がもう、日本語力・知識量・ユーモアどれをとっても素晴らしく、あっという間の1時間。

政情については確実に改善しつつあること。また平均寿命・教育普及率などが近年飛躍的に伸びたことなど説明がありました。

この時ちょうどFACTFULLNESSという本を読んでいて、その内容と一致するので非常に興味深かった。

お茶とお菓子までいただけます。

このお茶すっげー美味しいと思っていたら「伊藤園のおーいお茶デス」と言われ会場爆笑。

アフガニスタンでも緑茶が飲まれるそうですが、カルダモンを入れるんですって。それでいい香りがするわけね…家でも試してみよう

プレゼン後は民族衣装体験コーナー。お茶やドライフルーツ、ラピスラズリのアクセサリーの物販もあります。

何やってるんだろう私

お次は屋上テラスへ。

東京タワーがこんなに近くに!

帰り際には大使ともお写真撮っていただきました。はしゃぎすぎ。

「アポなしでいつでもピンポン押してください。お茶とお菓子をご用意してお待ちしてマス」

とおっしゃってましたが、それを真に受けて本当に遊びに行った人っているんでしょうか←

アフガニスタン、並居る参加国の中でもこのイベントにかける情熱がずば抜けているため非常におすすめ。

それだけ我が国からの支援が手厚いということなのかもしれません。

▲ステキな袋を頂いて帰りました

おわりに

スタンプラリーは予約争奪戦だったり、勤め人には不可能なスケジュールだったり不親切な面もあるものの(笑)

短期間で様々な国に遊びに行けるまたとない機会ですので、ぜひお見逃しのないよう。

スタンプを集めたら最終日のワールドカーニバルへ!

www.niche-dekae.com

 

おしまい