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Postcrossing(ポストクロッシング)60ヶ月目の成果報告

こんにちは、DEKAEです。

Postcrossing(ポスクロ)60ヶ月目の3月。始めてまる5年経ってしまいましたがな!

この5年で1,500枚のハガキを誰かに送り、誰かから届き…一度に引けるIDの数は39になりました。

アジア

久しぶりに中国から届いたと思ったら、若者言葉を教えてくれた人が二人もいてテンション上がってます。

この方は"躺平"と書いてくれてました。

日本のネットニュースにもなっていた、いわゆる「寝そべり族」のことです。野心がなく消費もしない若者たちね。

この手の話は世界的なトレンドな感じもしますが、こういう新世代が新たな価値観とかビジネス創出するのが個人的には楽しみです。

こちらの方が教えてくれたのは"摆烂"(bai lan)。

どうせうまくいかないんだから諦めようよ、ってな意味だそうです。

カードの絵柄には「すごい努力したのに、結果はただの屁(成果なし)だった」と書かれています。

送り主は「最近の私はまさにこういう状態で、今は摆烂ingです」とのことです。"bailaning"の語感がめっちゃクールで私も使いたい←

豪州

ぎゃあああタスマニアンデビルちゅわん!!好きすぎて多摩まで会いに行ったことを書いて登録しました。

送り主は一度日本に来たことがあるそうですが、雪が降って富士山に行けなかったとのこと。

私もオーストリア行きの航空券買ったのにコ◯ナで行けなかったんです〜とお伝えしました。

この方の「早起きするコツ」は「イビキがうるさいパートナーと暮らす」ですって。ボツ←

北米

ミネソタにある国立公園のビンテージカードです。

面白い単語でnincompoopを教えてもらいました。ばかな人という意味だそうです。

「日本語の面白い言葉は何?」と尋ねられたので「pien🥺」と回答。

力士風のネコはコネチカットのパパさんより。

「来年夢だった旅行が実現する予定です…富士山に登って、その後熊野古道を歩くんです」

一度の訪日で富士山と熊野古道の両方にチャレンジするのは狂気の沙汰のように思えるけれど…応援します、と書いて登録しました。

「終わってからご褒美に千疋屋に行く予定」とも書いてあったので、そこから合流しようかな?

シンプソンの生みの親でもあるMatt Groeningらによる、The Postcards That Ate My Brainというポストカードのシリーズからの一枚だそうです。

こちらはホラー映画のポスターを模した意匠。

送り主の美女はナッシュビル空港のバーテンダー!何ということでしょう、私2018年にその空港に降り立ちましたよ…

カントリーミュージックのふるさとナッシュビルで音楽漬け【アメリカ合衆国南部】

登録時にナッシュビル旅行の素晴らしさを力説し、「唯一の心残りはライマン公会堂でオープリー(※)を見られなかったこと」と書きましたが…

"and you"と書き添えておいたほうがよかったかな?←セクハラ

※合衆国でもっとも有名なカントリーミュージックのラジオ番組の公開生放送

ナッシュビルに舞い上がってしまいましたが、切手も見事でした。

北欧

フィンランドの慣用句カード。以前にいただいたものの別バージョンと思われます。

急いでいないことを「ウサギに乗ってるわけじゃない」と表現するんでしょうかね。

どうやらFINNISH NIGHTMARE (フィンランドの悪夢〜人生における気まずい瞬間の無礼なかわし方)という大人向けのコミックシリーズらしいです。

もっともらしく邦題をつけてみましたけれども、わが国でも「マッティは今日も憂鬱」というタイトルで出版されてましたわ。

どうもフィンランド人というのはものすごくシャイで、外にご近所さんがいるだけで家から出られないそうですね。

他にも「北欧人はパーソナルスペースが異様に広い」みたいなネット記事を読んだ気もします。

  

リトアニアの美しい絵葉書と切手!

カードはJonas Surkevičisという画家の作品です。モダンアートすぎない構図や不思議な画材のバランスが良き。

西欧

アメリカの人気シリーズに着想を得た感満載のやつです。

送り主は首都近郊にお住まいで、「アムステルダムの美術館に行くのが好きなんです」とのことでした。

私がアムスのゴッホミュージアムに行った際には、すべての「ひまわり」が巡業中のため実物はひとつも見られず、ひまわりの壁紙と写真を撮っただけ。

っていう話は一生し続けます。

星団の写真だそうです。星って無数に散らばっていると思うのですが、「どっからどこまでが○○星団」ってどう判断するんでしょう。

面白いドイツ語でbrimboriumと書いてくれていました。意味は「から騒ぎ」。

あまりドイツ語っぽくない言葉らしく、ラテン語からきたものだろうとのことです。

中欧

ポーランドから、東京オリパラの記念切手!

Lublinはウクライナとの国境の町で、多くの難民を受け入れたようです。古き良きポーランドが残る町ということで欧米からの観光客も多いとか。

送り主は楽曲制作が趣味(KORGのシンセユーザー)らしく、SoundCloudのURLが書かれていました。

「日本のラジオ番組をサンプリングしたトラックがあるんだけど、何て言ってるか教えてくれない?」と尋ねられたので聞いてみたら、天気予報。

クレイジーだねって答えときました。

東欧

モネの絵かな?

カードの表面がところどころザラザラになっていて、絵の具をべったり厚塗りしたあの感じが再現されていて面白いです。

大学で中国語を勉強しているそうで、「すごく難しいです」とのこと。

西洋人にとって、オール漢字の中国語と仮名mixの日本語はどちらのほうがややこしいのかな?

  

宛名を書く面に絵柄があって、裏は真っ白という変わった作りのカードが届きました。おじさんの切手が印字されていたのでロシア版官製はがきかもしれません。

おじさんはニコライ・レスコフという作家で、左の絵は彼の作品のひとつ『左利き』の一場面。

左利きのレフティが顕微鏡でしか見えない鉄のノミを作ったよ、というエピソードです。謎

送り主の親戚が日本在住だそうで、日本の話をいろいろ聞くのだそうです。

こちらが送ったカード

恒例の(?)ブルボンさんの箱シリーズです。

ちょっとリッチな素材を使ったラインで、単価高めですがひとつでけっこうな満足感を味わえるのです←回し者?

ひぃぃぃめっちゃ気持ち悪いと思って買ったはいいものの(←)送る相手が見つからず眠らせていたものですが…

生物の先生を引いたのですかさず送りました!

「秋にプランクトンの授業をする予定だから、そのとき生徒に見せますね」との登録メッセージが。さすがっ

「水木しげるという、私の一番好きな漫画家のイラストです」と書いて送ったもの。

お相手は漫画好きで、おすすめを教えてほしいとプロフィールにあったため、ゲゲゲの鬼太郎について触れました。

「妖怪が好きなので、その漫画もぜひ読んでみます!」との登録メッセージがきました。

水木サンが書いたアマビエ!

ベラルーシ宛でしたが、これを受け取ってからアマビエについて調べてくれたそうです。

古墳フェスとかいう奇天烈な催しがあったらしく、東急ハンズにはにわとサ◯リオ先生のコラボグッズを売っていました。

はにわとサ◯リオ…パワーワードでしかない

日産スカイライン、81年版のR30です。

「今日は特別な日でした。4日間のゴルフトーナメントから戻ったら44枚のポストカードが届いていて、COVID陽性の結果が出ました」

という登録メッセージがきました。充実しているようで何よりです

北参道のパピエラボで「かっけぇ〜!」と思って買ったはいいが、まったく出番がなく寝かせていたやつ。

ついにタバコ関連のカードをリクエストしている人を引いたので、やっと送れました!

なんとなくぼんやりとした写真なのは、複雑な行程で印刷されているからです←

渋谷センター街の軒先に観光客向けの絵葉書セットが売られているのを発見しました。

「こんなところにお土産屋があったのか」と思ったら…まさかの薬局www

スクランブル交差点でちょくちょく流れている、ド派手な昭和の電飾看板を模した怪しすぎるCM。

「三千里♪三千里♪」という歌が妙に耳に残る、あの三千里薬品にこんな便利なものが売っていたとは。

典型的な観光地のハガキが都内では手に入りづらいため、なにげに重宝しています。吉野山の桜ってのもなかなか良いチョイスですし。

このカードはドイツ宛でしたが、ボンには有名なさくらんぼ並木があるそう。世界中から旅行者が写真を撮りに来るとのことです。

おわりに

思い返せばこの5年の間にも様々な災害が世界を襲ったり、未知の感染症が蔓延したり、戦争が勃発したり…

いまだに信じられないような出来事がたくさん起こりました。

今は郵便物をやりとりできない国も多いですが、世界の誰かに何かを伝えられる日がずっと続きますように!

などと考えながら、今日もまたハガキをしたためるのでした。

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おしまい