※最終更新:2020年7月27日
ナマステ、DEKAEです。
とろみのあるカレーを焼き立てナンと共に食べるのが、長いこと私たちにとっての「インドカレー」でした。
しかし最近は「本場のインド料理」を謳うインド料理屋が東京都内に急増。とりわけ南インド料理を専門に出すレストランが大人気です。
- 南インド料理とは
- 1. 京橋/ダバ・インディア Dhaba India
- 2. 三軒茶屋/シバカリー ワラ WARA
- 3. 新宿/ムット MUTHU
- 4. 新宿/コチン・二ヴァース COCHIN NIVAS
- 5. 稲荷町/ハリマ・ケバブ・ビリヤニ HALIMA KEBAB BIRYANI
- おわりに
南インド料理とは
世界の人が「インド」でイメージするのは圧倒的に北インドなのだそう。首都ニューデリーや有名なタージ・マハルも北インドに位置します。
対して南インドには大きな街や観光地があまりありません。
南北は山脈や川で分断されていて、民族や言語、文化も全く異なります。
そして、従来我々が親しんできたナンとカレーは北インド特有のものなのです。
※そもそもインドでナンは一般的でないということですが、それは一旦置いときます。
南インドのカレーはスープカレー的なシャバシャバなテクスチャー。米食がメインなのも南の特徴なのだとか。
南北で使われる香辛料も全く異なるらしく、コクを出す北インドカレーに比べ薬膳風なスパイス使いが特徴的です。
特にアイコニックなのが、バナナの葉に乗せて出されるミールスというカレー定食です。
数種類のカレー、マサラで味付けしたおかず、チャトニ(たれ)そしてライスなどの主食がワンプレートで提供されます。
カレーはダル(緑豆)、サンバル(季節野菜)、ラッサム(タマリンドで酸味を加えたもの)が基本となっています。
そんなミールスを中心に、南インド料理の世界に出かけましょう。
※ハーブ・スパイス好きにはたまらない、苦手な方には気絶しそうな内容になっておりますのでご注意ください。
1. 京橋/ダバ・インディア Dhaba India
南インド料理のパイオニア的存在にして最も有名なお店。ビブグルマンにも掲載されていて、昼夜とも行列が絶えません。
アラビアンナイトを思わせる素敵な店内は活気で溢れています。
日本人向けのオシャレ高級店かと思いきや、インドの方と思しきお客さんの多いこと!これは期待大ですぞ。
ソルティーラッシーという甘くないラッシー(550円)。
味付けは塩とマサラ、さらに刻んだパクチーが入っているという凄い飲み物です!!
ベジタリアンドーサ(1,480円)。
YouTubeチャンネル『今日ヤバイ奴に会った』で知ってからずっと食べたいと思っていたドーサ。
パリッパリでほんのり甘い、薄焼きクレープみたいな感じです。これがチーズと野菜たっぷりのクリーミーなソースに合う…。
ミントのソースが気になって頼んだラムのグリル(値段忘れた)。
私ミント味のお菓子って苦手なんですが、このソースは嫌なミント感なくラムのにおいを上手に隠してくれます。
チーズクルチャ(780円)。インドカレー屋でいうところのチーズナンですね。
とろっけるチーズは全く臭みがなく、モチモチの生地と合わさって極上。
いよいよメインのご登場!ダバミールス(2,200円)です。バナナの葉に乗っている!
色とりどりのカレーやおかずに、プーリ(揚げパン)・チャパティ(薄焼きパン)、パパド(チップス的なやつ)付き。
米はバスマティライス。タイのジャスミンライスにも近い香りと口当たりです。
そして、種類によって全く味わいが異なるカレーたち…!
ハーブやスパイスだけでなくベリー系の果物を思わせる風味もあって、一つ一つに新鮮な驚きがあります。
まずそれぞれを味わってから組み合わせを楽しみ、最終的に全てのカレー・おかず・ライスを混ぜて、食う。
ものすんごいカタルシスっ!
マサラチャイとマドラスコーヒー(各330円)は目の前で展開してくれるパフォーマンスも見逃せません。
高いところから注いで泡を立て、まろやかな口当たりに。辛いカレーのあとにほっとする甘さです。
カウンター席があるので おひとり様でも安心ですよ~。これは一人でマトンビリヤニ(1,480円)を食べたときの。
ビリヤニはカレー風味の炊き込みご飯です。一人で食うには量が多いかもw
マトンは歯ごたえしっかりめ!けっこう辛いですがライタ(ヨーグルトサラダ)と混ぜて食べるとコクが出て美味です。
プレーンラッシーは発酵強めでした。
ダバ・インディアさんは清々しい程に回転率を意識されていて、特にピークタイムは「お客様へのお願い」も多いです。
しかしそれゆえに「並べば食べられる」という安心感があるのも事実。
夜は予約も可。最寄駅は京橋ですが東京駅の八重洲口からも近いです。
2. 三軒茶屋/シバカリー ワラ WARA
南インド料理激戦区の様相を呈してきた三軒茶屋。こちらは路地の2階に構える穴場感のあるお店です。
座席数が少なくタイミングによってはかなり待ちますが、レストランというよりカレー屋という感じなので一人でも気軽に行けます。逆に居酒屋使いを想定して行くと品数が少ないかも。
私はある夏の夜に3人で突撃。外の階段で待つのですが、扇風機はあるものの暑いです…。
カレーは2種選べるものにしました(1,450円)。同行者と違うのを頼んで ちょっと分けてもらったり。女子っぽ~い←
こちらでは風味を日本人向けにアレンジしているようで、とにかく優しくほっこりという言葉がぴったり。エスニックとか辛いものが得意じゃない方も連れて行けると思います。
カレーや主食のチョイスによって追加料金が発生するので、メニューをご確認くださいね。
シバカリー ワラ → 食べログ
3. 新宿/ムット MUTHU
※2020年7月27日更新
なんだかんだよく行くので別記事にしてみました。
4. 新宿/コチン・二ヴァース COCHIN NIVAS
※2020年5月31日更新
食べログの「カレー100名店」にも名を連ねる、知る人ぞ知るインド料理店。最寄り駅は西新宿五丁目駅で、新宿駅から歩くと20分くらいかかります。
新宿中央公園からすぐの住宅街を進むと、忽然と現れる青い家。
この外装でCOCHIN NIVASなんてハイカラな名前ですから、パッと見はビストロか何かのようですね。
が、よく見ると昭和スタイルの準古民家をそのまま使っているのが分かります。室外機に時代を感じる(笑)
ここにひっそりとガネーシャ像が飾ってあるという、なかなか不思議なテイストです。
この日は週末のランチで訪問。かなり辺鄙な場所にもかかわらず昼時は満席が当たり前のようですが、運よくカウンター席に滑り込めました。
Cochin(Kochi)はインド南部の都市の名前、Nivasは「小さな家」を意味するそう。その名に違わず中は小ぢんまりとしていて、カウンター3席のほかはテーブルが3卓のみです。
調度品も定食屋かそば屋からそのまま引き継いだような感じで、やはりインド感は薄い(笑)
が、厨房では本場のシェフが忙しそうに調理しており、火が上がるたびに舞うスパイスの妙香…。紛れもなくここはインドです。
ランチは平日限定で、休日はグランドメニューからカレー+主食を別途注文します。
今回お願いしたのはサグマトンカレー1,450円、パラタ350円(税込み)。
サグは生ほうれん草から作ったタイプでしょう、まったりフワフワの絶品!
マトンも驚くほどゴロゴロ入っていますが、それでいて臭みがありません。ほうれん草の風味とマッチして最強のコンビネーション~
粗めにカットされた玉ねぎが上品な甘味を添えます。カレーから赤と黄色のグラデーションになっている野菜が覗いてますが、恐らくトマトかな?
食べていてもあまり辛さを感じないのですが、気付いたら身体が芯から温まってきて、自然と額に汗が浮いてきます。スパイス使いが巧みな証拠!
私はカレーヲタクではないのですが、こういうカレーを食べられるお店が良いカレー屋であることはよく分かります。
ちなみに注意点がひとつあって、このお店は厨房が客席からものすごく近い+換気があまりよくありません。
けっこうスパイシーな煙で充満しているため、粘膜が弱い日に行くととんでもないことになりそうです(笑)
しかしこんな住宅街でインド料理店を経営するのは大変そう。業務用の排気設備なんかは付けられなそうですね…
コチン・二ヴァース → 食べログ
インドとは全く関係ないですが、せっかくここまで来たら幻のだんごのやよいに立ち寄らなければ損ですっ!
コチン・二ヴァースからは目と鼻の先。
5. 稲荷町/ハリマ・ケバブ・ビリヤニ HALIMA KEBAB BIRYANI
※2020年1月20日更新
イチオシにつきこちらも別記事に!
おわりに
不思議なのが、北インドに隣接するネパールのカレー定食「ダルバート」は、南インドのミールスに極めて近いんですよねぇ。
また稲荷町のハリマさんのように「南インド・パキスタン料理」を掲げるレストランも見られます。
パキスタンも同じく北インドに隣接するのに、これまた不思議。
ちなみにこの辺の料理は右手の指を使って直接食べるのが本場流なんですが(手食文化)、それはまだ挑戦したことがありません…
アジアの食文化をめぐる旅は続きます。
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おしまい