ニッチでごめんね

A pulp information about lesser-known world

【DELE B1】ほぼ独学で合格!対策に役立つテキスト・サイトまとめ

¡Hola! DEKAEです。

スペイン語学習者の多くが一度は通る道であろう、DELE。6年近く独学でだらだらと勉強し続けてきた私も、2020年秋に初めてDELEを受験しました。NivelはB1です。

DELEには口頭試験(面接)と作文試験があるため、本番直前は語学学校に通いプロのアドバイスを受けています。

が、それまでは「なるべくお金をかけず」をモットーに独学で勉強を続けてきました。

そのうえで、DELE対策に役立ったツールを一挙大公開します。

DELE

概要

DELE(Diplomas de Español como Lengua Extranjera) は、スペインの教育・職業訓練省が主催するスペイン語検定試験です。

日本スペイン協会主催の「スペイン語技能検定(西検)」は日本国内でのみ実施される一方、DELEは世界共通の試験。

日本では、同省直轄のセルバンデス文化センター(Instituto Cervantes)が実施しています。

ひとたびDELEに合格すれば、世界中でスペイン語の能力を証明することが可能に。有効期限がないのも特徴です。語学の試験でそれはどーなの?とも思うが

最大の特徴は、読み・書き・聞き取り・会話と、言語に関するすべての能力を測られる試験であるということ。

インプット・アウトプット含めた総合的な経験が必要で、DELEを受けるとなるとスペ語学習者の脳内はお祭り騒ぎです←?

レベルは低いほうからA1~C2まで6段階に分かれており、今回私が受験したのがB1(中級)。

B1を取得すれば、スペイン語圏で日常生活を送るのに困らないレベルに達していると判断されます。そして、スペ語絡みの仕事を探す際の選択肢も格段に広がる!

詳しい試験の内容については体験記をご参照ください。

【DELE B1合格体験記】2020年11月・口頭試験編

【DELE B1合格体験記】2020年11月・筆記試験編

私の受験へのスタンス

もともと私はキューバに旅行したときにスペイン語にハマったというだけで、完全なる趣味で学習しています。

が、せっかくなら何か証明になるものがあってもいいかも…ということで西検4級を受け、合格したのが2018年6月のこと。このときは、ゼロから完全に独学で4年間ほど勉強していました。

西検4級とDELE B1がだいたい同じレベルと言われています。次はDELEじゃ!と意気込んでいたものの…

いくら同レベルとはいえ、作文と口頭試験まであるDELEはハードルがぐんと上がるんですよね。尻込みしていたら、あっという間に2年が経ってしまいました。

ちなみに、B2を取得すれば「ビジネスレベルのスペイン語」が身についたと言えるそうです。

どうせなら今回B2を受けようかとも思ったのですが、DELEはレベルごとの難易度にものすごく差があることで有名。まずはB1を確実に狙うことにしました。

ま、B1でも持っているのとないのじゃ大違いですからね…

【テキスト】Preparación/EDELSA

DELE対策には必須

DELEのテキストとして有名なものがEDELSAのPreparaciónと、時計の表紙が目印のEl Cronómetro。

いずれも、テキストというよりは模擬テスト集といったほうがいいかもしれません。実際の試験に近い形で問題が並んでいるため、非常に有用です。

数をこなすという意味で、本来はどちらも解いたほうがいいんでしょうけど…この手のテキストってとにかく高価っ!

んで、結局Preparaciónしかやりませんでした。

El Cronómetroは見たことがないので何とも言えないのですが、両者に共通する特徴としては

・筆記試験の練習問題としては十分な量と内容(Preparaciónは8回分)

・解説はほぼ無いに等しいので、不正解の原因は自分で突き止めなければならない

といったところでしょうか。

Preparaciónには口頭試験の練習問題も収録されています。先生がいれば、面接のロールプレイをお願いすることも可能でしょう。

Preparaciónの不満な点

解答が別売り

このPreparación、なぜか解答が別売りというとんでもない罠があります。解説もなくてめっちゃ薄いのに、わざわざ別にする意味がまったく不明…

本体だけでなく「Claves」と書かれたモノクロの冊子も忘れず購入してくださいね。

ただし、この本にリスニングのスクリプトがすべて収録されているのは◎です。

CDについて

もうひとつ不満を上げると、リスニング用のCDが本番と同じ流れになっていないんですよね。

一回しか読まれないうえにすべての問題が途切れることなく読まれ続けます。最初、実際の試験もそのスピード感で進むのだと思って泣きました←

実際の試験ではそんなことはなく、すべて2回繰り返されるし回答のための間もあるんですが、そのイメージがわきづらいのが難点かなぁ。

おそらくCDの収録時間の都合なのでしょう。模擬テスト8回分も入っている充実の内容なのであまり文句は言えない…

▲左が問題、右が解答です。

語彙まとめが秀逸

Preparaciónの好きな点の一つが、各模擬テストがテーマ別になっているところです(仕事、旅行、健康など)。

テーマごとにDELE頻出の語彙もまとめられており、非常に便利でした。

私は語彙のページだけコピーして持ち歩いてましたが、スマホなどで見たい方にはMemriseというサイトが便利。DELE B1の語彙をまとめてくれたページがあります。

【読解】; Punto y Coma/Habla con Eñe

DELEを主催する省庁が発行する、語学学習のための雑誌。公式の副読本といって差し支えないので、DELE対策としてこの上ない教材です。

8月以外の毎月発刊。送料込みで1冊2,000円以上するため頻繁には買えませんが、定期購読するとお得になったり、何冊かセットになったパック料金などもあります。

紙よりデジタルのほうが少し安く、音声はCDよりMP3のほうが少し安くなります。私は紙+MP3で買うことが多いかな。

毎号テーマがバラエティに富んでいて飽きないし、記事ごとに異なる国の表現が採用されるなどすばらしい工夫がなされています。

音声データではすべてのテキストが読み上げられ、さまざまな国のアクセントも収録!

ここまで労力がかかっていれば、この値段もやむなしか…

購読は公式サイトからどうぞ~。

Punto y Coma - Revista para aprender español - Habla con Eñe

ひとつ注意点としては、毎号A1からC2まで全レベルの学習者向けの記事が収録されています。Aレベルの方はスラスラ読めるところが少なくてちょっとストレスかも。

まぁテーマに興味があれば難しくても読もうと思えるので、それも勉強になりますけどね。私もアナ・デ・アルマス(キューバ出身の女優)の特集記事はCレベルだったけど読めました←

▲ガエル・ガルシア・ベルナルの特集号はなぜかAmazonにあった

【リスニング】Nekojitablog(猫舌ブログ)

スペイン語学習者にはもはやおなじみ?270万人超の登録者数を誇る人気YouTubeチャンネルです。

www.youtube.com

成田市在住のErnestoさん&Yukoさん夫妻(&息子のAllenくん)が、スペイン語圏に向けて日本の生活や文化について発信しています。

つまり、自分がスペイン語圏の人に説明したいときに使える表現がてんこ盛りというわけ。

Ernestoさんが本気でしゃべっているときは何言ってるか全然分かりませんが(笑)日本人のYukoさんのアクセント・スピード・語彙は理解しやすいので、聞き取り練習の導入にも最適です。

【会話】

DELEの口頭試験には特有の「型」がありますので、日常会話だけで試験対策をすることは現実的ではありません。

そうはいっても会話の瞬発力は求められますので、やはり話す経験を積むに越したことはないでしょう。

幸い、私はSNSなどを通じて数多くのネイティブと知り合い、電話したり実際に会ったりしています。

Hello Talkとconversation exchangeでネイティブの友達はできるのか!?【スペイン語編】

他にセルバンテス文化センターの言語交換会、ミートアップ、語学カフェなどあちこちでしゃべる機会を得ました。

今は世界中の人と瞬時に知り合える時代ですから、「会話の練習の相手がいない」という言い訳はもはや通用しなくなっていますよ…ふふ

【作文】

意外にも作文対策に役に立ったのが、まさかのポストクロッシング。

Postcrossing(ポストクロッシング)で、世界中からハガキが届く。

これは世界中の人とポストカードのやりとりをするという趣味サークルなのですが、たまにスペイン人やスペイン語学習者に出会うことがあります。

そういう人たちとはスペイン語でカードを送り合うので、自然と手紙を書くフォーマットを覚えていたんですね。

たとえば「○○さんへ」と書くとき、友人であれば「Querido」でOKですが、知らない人に宛てる場合は「Estimado」のほうが自然です。

結びの言葉も「Saludos」「Besos」「Abrazos」など複数のパターンを覚えておくことで、相手からのメールや手紙に書かれていた言葉を避けてチョイスすることが可能に。

何の役にも立たないと思っていた趣味が、どこでどう活きるか分からないものです…人生とはかくも興味深い←

結果

2021年2月中旬、結果が届きました。

あああAPTO(合格)ですありがとうございます。想像以上に良い評価をもらえた一方で、リスニングこんなに悪かったの!?という衝撃。

結果は直接知らされるわけではなく、主催省庁から「結果が出ました」というメールが来るだけ。

そこから自分でセルバンテス本部のサイト(スペ語)にログインして確認しなければならないという微妙に面倒くさい仕組みです。

メールが届いてドキーンとしたのに、パスワード忘れて再発行するという無駄な時間が発生してみたり←私のことです

なおDELEの資格は永年有効だそうです〜。めっちゃ強いですよね!私すでに語彙とか抜け落ちていっちゃってますけど大丈夫なのかな!?

おわりに

DELEは語学試験なので、当然最低限の文法知識などは求められます。しかし、それよりもコミュニケーション能力に主眼を置いているという印象です。

スペイン語を楽しむことができれば、必要な語学力は自然とついてくるはず。

テキストの学習だけでなく、好きなコンテンツに触れたり、いろいろな人と交流したりすることも重要だなと感じています。

息抜きにスペイン語の音楽でもいかがですか?

www.niche-dekae.com

 

おしまい