最終更新:2020年12月7日
你好、DEKAEです。
鶏のから揚げは絶対的な人気メニューですが、台湾でも同様です。特に現地の夜市でマストなのが、巨大な「鶏排」(チーパイ)をはじめとする多様なフライドチキンたち。
日本に帰ってきてからもあの味が恋しいという方、台湾に行ったことはないけれど食べてみたい…という方も多いことでしょう。
実は今、食べ歩き可能な台湾チキンのお店が日本にも続々誕生しています。
今回はその中から、東京都心で発見したお店をご紹介しますよ。
1. 浅草/安心や
まずは鶏排ですが、これは屋台などで売られている顔の大きさほどもあるフライドチキン。鶏の胸肉を叩いて叩いて薄く延ばし、五香粉などで味付けして揚げたものです。
以前にポストクロッシングを通じて台湾人に教わってから気になっていたのですよ…。
まずはそんな鶏排を楽しめる浅草の有名店、伝法院通りの安心やさんです。
早速注文してみると、平べったいチキンを手際よく揚げてくださいました。
さらに素晴らしいのは飲み物のラインナップ。台湾ビールや現地直輸入のジュースまで楽しめちゃうのです!
鶏排500円、アップルサイダー350円。仲見世付近では「歩きながら食べること」が禁じられてますのでご注意くださいね。
一口いただいてみると…カリッと、そしてジュワっとのハーモニーがいきなり押し寄せます。ちょっとこれが胸肉とは信じられないジューシーさ。
そして五香粉、とりわけ八角の香り!う~んこの匂いをかぐと台湾という感じがいたします。
浅草という超メジャー観光地の店にもかかわらず けっこう本格的でビックリ。
ですが、すぐ隣に行列のできるメンチカツ屋があるためか鶏排はそこまで並ばずに買えますw
最大のネックは値段ですかねぇ。もうひと声安くなればメンチ並みの行列ができそうな気が。
まぁあんまり人気になりすぎて買いづらくなっても困りますけど←
安心や → 食べログ
18時には閉店してしまうのでご注意を!
2. 渋谷/KAPI TAPI
2020年11月16日追記
足立区で人気だったタピオカ&台湾グルメの専門店が2020年10月、渋谷に移転オープンしました。
道玄坂をぐんぐん登り、渋谷随一の怪しいスポット「しぶや百軒店」の門をくぐってすぐの所にあります。
目玉となるのがジャンボ鶏排!こちらのはもも肉をがっつり揚げてあり、台中で食べた衝撃の「天使鶏排」に近いものを感じる――
台中最大のグルメ夜市、逢甲夜市から小吃のトレンドが始まる【台湾・台中】
すでにSNSやネットでは話題沸騰で、連日大行列ができております。
というわけで期待に胸を躍らせて、土曜日の20時ごろに伺ったんですけどね。
あ、売り切れ……
ただ、塩酥鶏(イェンスーチー)はまだ準備できるとのこと。一口サイズの鶏の竜田揚げといった趣です。まずはこちらから試してみましょー。
注文が入ってから揚げてくれるので、7~8分時間がかかります。
完成~♪
サックサクの軽い食感でいくらでもつまめてしまうのが、まさに台湾小吃といったところ。五香粉の香りがしっかりするので、現地感もばっちりです。
花蓮の夜市で食べた香酥鶏も忘れられない…
東大門市場で原住民気分!花蓮で台湾東部のグルメチェック【台湾・花蓮】
何やら珍しいドリンクもあったので、セットで注文してみました。
フルーツソーダ(白桃)です。桃の果肉がちゃんと入っている!ソーダはティーにも変更可能とのことです。
タピオカはすっかり飽きられてしまった感がありますが、チキンとフルーツティーをセットで売り出すというのは実に上手いマーケティング。
チキンの罪悪感がフルーツで若干中和される感じがしますからね(笑)こりゃ女子にウケるはずだわ。
塩酥鶏はドリンクセット(Mサイズ)で790円(税込)でした~。ちなみにLサイズの大きさはMの2倍くらいあり、これまた本場っぽい雰囲気を出せます。
他に魯肉飯(ルーローハン)などのご飯ものもあるようです。
このマットはどこで見つけたの…?
2020年12月7日追記
後日、大鶏排(700円)にも無事ありつけました!
いかに大きいかお分かり頂けるでしょうか。
かじってみると、「ガリッ」に近いクリスピー食感!アツアツ状態はもちろん絶品ですが、冷めてもサクサクなのがうれしいですね~。
もも肉を使っているだけあってぷりっぷり~。骨は取り除いてあり、薄く伸ばしてあるので非常に食べやすいです。
全体的にあまり油っこさを感じさせず、どんどん食べられてしまいます。キ・ケ・ン
スパイシーな香りが鼻腔をつくんですが、食べたときのインパクトは酥鶏に比べてかなり抑え目な気がしました。
塩コショウとニンニクの風味がメインで、日本の塩からあげに近いような…?
八角とかが苦手な方には食べやすいと思いますが、ガツンと本場スタイルがお好みの方にはちょっと物足りないかも。
なにげに袋が二重になっていて、長時間つかんでいても油がにじんでこないのが素晴らしい。笑
KAPI TAPI → 食べログ
営業時間は11:30~23:00、ただし遅い時間だと鶏排は売り切れの可能性大。
Instagramの情報が一番詳しそうです。
3. 高田馬場/億俐発 台湾無骨香脆鶏柳
読むのを諦めたくなる店名ですが、まぁ読めなくてもあまり困りません(笑)
JR高田馬場駅の戸山口を出て都立戸山公園へ向かっていくと、団地の一角に現れます。
普通の中華料理屋なのですが、店頭のホットショーケースでも数種類のスナックが買えるという、非常にワクワクするお店なのです。
▲他のスナックも魅力的…
ショーケースを覗くと、フライドチキンは大きなサイズ(400円)と手羽先(250円)のみ在庫がありました。
中で忙しそうに調理している人たちに「すみません、小さなサイズって揚げてもらえますか?」と聞いたら――
まさかの日本語通じない事件。
何事かを説明されているのですが当方も理解できず、無駄に「什么(何ですか)?」などと知っている中国語で応対してみたために ますます混迷を極めることに。
んで日本語の分かる店員さんがやってきて事無きを得ましたw
待っている間に他のメニューも物色してみましょう。
え、何すかこのアメリカンなセットメニュー。ものすごい嫌なことがあった日とかにこれでパーッとやりたい(笑)
これを見るとフライドチキンは「鶏ももの辛味揚げ」、そして「無骨鶏柳」という一口サイズのものが「台湾風から揚げ」と紹介されてますね。
ちなみにこの店は食堂としての営業がメインで、リーズナブルな定食もあります。そちらはすごい本土っぽいメニューですが…。
大丈夫かいな…
そうこうしているうちに小さなサイズ(260円)完成です!
通りすがりの人々に「いいにおい」と言われつつ、目の前の戸山公園でいただきましょう。
ひゃだっ…何これ美味しっ…!
衣はカリカリのクリスピー!スナック菓子みたいな適度な歯ごたえで、これだけでも立派なおやつになりそう。
そしてプリップリのもも肉からは肉汁がジュワっと出てきて…あぁ幸せ。
五香粉の香りはなくザ・台湾という感じではないですが、けっこうピリ辛です。
うーむ これは以前に横須賀の米軍基地で出会って衝撃を受けたPopeyesに匹敵する味やもしれん。
横須賀基地に潜入!フレンドシップデーでアメリカンフードにときめく
再訪した際にはラインナップが揃ってました。
しかし、あえてこの中には無い「無骨鶏柳(台湾風から揚げ)」(500円)を揚げてもらいます。
辛いの大丈夫?と聞かれたので辛くしてもらいましたー。
袋から漂う香りが鼻腔をついてたまりませんっ
鶏排のように叩いた胸肉をカットして揚げてある感じ。串が付いていて食べやすいです。
唐辛子の辛さの他に苦味のあるスパイスも効いて美味です。クローブかな?じんわり汗をかきました。
酒のアテって感じですね~。ここでチキンを買って戸山公園でピクニックとか良さそう…
鶏柳を挟んだピタサンド的なやつもあります。
中華圏で圧倒的人気を誇る激甘漢方茶、王老吉とともに。
億俐発 台湾無骨香脆鶏柳 → 食べログ
中華料理屋らしく、昼から夜遅くまで開いてます。スナックはショーケースになければ揚げてもらえますよ。
おわりに
みんな大好きフライドチキン。
アジアでは日本は醤油と生姜、韓国はヤンニョム、そして中華圏は五香粉…と各地で味に特色があるのが興味深いですね。
また鶏排が手軽に作れるシーズニングもカルディなどで手に入るそうなので、試してみられてはいかがでしょう。
私は家で揚げ物したくないので、もっぱら買い食い専門ですが…
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おしまい